記事 ARTICLE

フルーツだけじゃない!オイシイが急増中な福岡県うきは市のNEW&注目グルメスポット5選

福岡市街地から車で約1時間、大分県境にあるうきは市。四季折々のフルーツが味わえるだけでなく、情緒あふれる白壁の町散策や美肌の湯、さらに九州NO.1 と評判の道の駅があるなど魅力いっぱい。しかも近年、グルメ店も続々とオープンし、オイシイお楽しみも増えています。中でも評判の5軒をご紹介しましょう。

“パリおにぎり”より“うきはおにぎり”!地元米を知り尽くすお米屋さんのおにぎりカフェ「おにぎり屋COMECO」

2024年にオリンピックが開かれるフランス・パリでは、今、おにぎりが大ブーム。多彩な具を混ぜた“パリおにぎり"なるものも注目されているようですが、ここ、うきは市だって負けてませんよ。創業100年以上の老舗米店「上野米店」では2022年4月、店内におにぎりカフェをオープン。1個ずつ丁寧にこさえた“うきはおにぎり"を、なんと朝6時半から販売しています。しかもそのラインナップが実に多彩!
オーソドックスな塩むすびやツナマヨ、めんたいマヨのほか、ドライカレーや角煮、おかかクリームチーズ入りといったオリジナル系、さらに季節限定なども含め約20種のおにぎりがズラリ!値段は120円~290円。要となるご飯は店内で精米したうきは市産のヒノヒカリを美味しい井戸水にしっかり給水させた後、大きなガス釜で一粒一粒つやつやピカピカに炊かれたものを使用。そのご飯を絶妙な手むすび加減で、口の中に入れた瞬間、フワほろっ!となるいい感じの塩梅に。餅は餅屋の例え通り、コメは米屋、そしておにぎりも米屋!

メニューの監修をはじめ、おにぎりカフェを運営するのは4代目のお嬢さんであり、10年以上箱根や福岡のホテルなどの厨房で腕を磨いてきた北原道香さん。「おにぎりってシンプルでありながらいろんな可能性を秘めたフードだと思います。そのおいしさを広めていきながら、昨今のお米離れにもブレーキが掛けられればと」と北原さん。
各おにぎりは1個から販売していますが、写真のような日替わりおかずと選べるおにぎり2個がセットになった「おにぎり弁当」580円をはじめ、ホテル仕込みのスパイスカレーやバターチキンカレーなどのほか、自家製粉した米粉を使ったスイーツ類もあります。また、それらを味わえるテーブル席も店内に用意されています。
さらに11時~16時まではランチメニューも登場。人気の「ランチプレート」はワンプレートにおにぎり+ハンバーグ、サラダに副菜などをのせ、さらにスープ、デザート、ドリンクが付いて950円(写真のようにおにぎり2個付きは1050円)。
もちろん、本業のお米販売も行っており、美味しいおにぎりのもとになるうきは産のひのひかり、さらに大分県安心院産の棚田米が購入できます。さらに店内の一角にはスタッフ手作りのジュエリーや赤ちゃんグッズなどの販売コーナーもあり、こちらも大評判です。

おにぎり屋COMECO
住所:福岡県うきは市吉井町1317
電話番号:0943-75-2227
営業時間:月~金曜6時30分~17時、土・日曜10時~17時※イートインは11時~16時
定休日:月曜、第2火曜
https://www.instagram.com/onigiriya_comeco/

おにぎり屋COMECO

福岡県うきは市吉井町1317

https://www.instagram.com/onigiriya_comeco/

全国を旅しているスパイスカレー&クリームソーダがうきはに上陸。「旅する喫茶うきは」

白壁の古民家が立ち並ぶ吉井町。それらを利用したオシャレな店舗も点在する中、2023年9月に新たなカフェが仲間入りしました。その名も「旅する喫茶うきは」。東京都杉並区高円寺を拠点に、全国各地へ出向きながらその土地の旬食材を活かしたスパイスカレーとクリームソーダを提供する「旅する喫茶」が、偶然にもうきは市吉井町にある築100年のこの古民家に出会い、ここを第2の拠点とすることを決断。
大正12(1923)年建造の屋敷が持つ重厚さ、そして温もりをできるだけ残しつつリノベーション。入り口を開けてすぐの土間にカウンター席を設けるほか、靴を脱いで上がる中庭を望む居間、その奥の畳の間も喫茶スペースとなっています。
大正レトロな雰囲気の中、「旅する喫茶」が提案する辛さと甘さを楽しむひとときを。まずはその“辛さ"からご紹介。うきはの食材を活かした自慢のスパイスカレーがこちら。
「旅する喫茶のチキンカレー」1000円。15種類以上のスパイスを使用し、辛さは中辛程度。爽やかなトマトから生まれる酸味が程よく効いて、さらにしっとり柔らかなチキンもたっぷり。吉井町のお隣にある久留米市田主丸町で作られるオリジナル米「かっぱまる」ご飯との相性もバッチリです。カレーはポークビンダルーなどの「月替わりカレー」1200円、チキンと月替わりの「カレー2種盛り」1300円を含む計3種類。さらにランチでは「昔ながらのナポリタン」900円、「喫茶店のピラフ」800円も味わえ、それぞれに追加料金で季節のフルーツサラダやスープなどのサイドメニューを付けることもできます。

一方、“甘さ"のお楽しみは「旅する喫茶」のもう1つの名物であり、昭和喫茶を代表するドリンク「クリームソーダ」。緑色したメロンソーダ味の「懐かしのクリームソーダ」750円のほか、グラスの中でさまざまな空景色が楽しめるオリジナルクリームソーダも用意。
写真右の「青空」はラムネベースにレモンの酸味を加えた爽やかな味わい。左の「夕空」はマンダリンオレンジシロップなどを使用した柑橘の甘さも楽しめる1杯。どちらも900円。
ほかにも紫から群青色のグラデーションが楽しめる「夜空」や夕景を彷彿させるイチゴ味の「茜空」、また雨の日限定のものや季節の素材やフルーツを活かした「今月の限定クリームソーダ」など、計7種類を用意。

オープン以来大人気で、常に満席状態の「旅する喫茶うきは」。予約なしでも利用できますが、できれば、来店1日前の正午から利用できるオンライン予約をおすすめします。また、レトロな建物の2階部分はプライベートサウナもついた1日1組限定の宿泊施設になっているので、気になる方はぜひ、HPでチェックを。

旅する喫茶 うきは
住所:福岡県うきは市吉井町1410-10
営業時間:平日11時~15時(LO14時30分)、土日祝11時~15時(LO14時30分)、16時~19時30分(LO19時)
定休日:火・水曜
https://tabisurukissa-ukiha.com/

旅する喫茶 うきは

福岡県うきは市吉井町1410-10

https://tabisurukissa-ukiha.com/

日田まで行かずとも味わえる、いやそれ以上の鰻のひつまぶしを「鰻のぼり よしゐ」で

大分県日田市と隣接するうきは市。その日田市には常に満員御礼の人気うなぎ店があります。中でも名物は、刻んだ鰻を薬味や茶漬けなど、いろんな食べ方で味わう鰻のひつまぶし。この人気店で修業していた吉井町出身の堀さんが独立し、2021年12月、故郷の地に「鰻のぼり よしゐ」をオープン。看板メニューは修行先のあの名物料理を、さらに進化させた逸品!
それが、この「石窯まぶし」3700円(小鉢、肝吸い、デザート付き)。写真の並サイズのほか、大サイズ4700円もあります。一般的な鰻のひつまぶしはおひつに入って登場しますが、こちらではアツアツの石窯で登場。石窯をビッシリ覆うのは、食べやすいサイズに細かくカットされた約1尾分の国産うなぎの蒲焼き。その香りはもちろん、さらに石鍋が生む、うなぎのたれがしみたご飯のおこげの香ばしさがより一層、食欲をかき立ててくれます。

味わい方は通常のひつまぶしと同じで、ご飯茶碗に鰻と蒲焼きとご飯をよそって、まずはそのまま、その後、別皿にあるネギやわさび、柚子胡椒などの薬味と共に。そして…。
熱いかつおだしをかけてお茶漬け風に。ここでもアツアツの石窯が生むご飯のおこげの香ばしさと食感が、より鰻茶漬けのおいしさを底上げしてくれます!お好みで自家製のうなぎたれの追いタレもどうぞ。この自家製たれにも注目で、まろやかな甘みが特徴の日田市の大口醤油をベースにうなぎの骨や皮を入れて炊き上げますが、コクと旨味はしっかりつけつつも、ややあっさりとした味わいになるよう、火入れの途中で一旦寝かせる“二段仕込み"で作られているそうです。

石窯まぶしのほかにも、「うな重」、「鰻の蒲焼定食」(各3700円)などの定食メニュー、さらに蒲焼、白焼をはじめ、鰻の湯引きや肝刺しなどの単品があるほか、それぞれのテイクアウトも可能だそうです。

鰻のぼり よしゐ
住所:福岡県うきは市吉井町1003-20
電話番号」090-7454-3175
営業時間:11時~15時、17時~20時
定休日:水曜、不定休
https://www.instagram.com/unaginobori_yosii/

鰻のぼり よしゐ

福岡県うきは市吉井町1003-20

https://www.instagram.com/unaginobori_yosii/

そば処に誕生した愛情いっぱいのやわらかパン工房「そらいろ」

美味しいパン屋さんも続々と登場しているうきは市。2022年4月、人気の道の駅「道の駅うきは」の真下にある古民家そば処「十割蕎麦きふね」内にオープンしたテイクアウト専門パン工房もその1つ。
築150年の古民家を改装した「きふね」の隣にある元納屋の1階がパン工房兼ショップに。平日は約8種、土日は約12種類の手作りパンがショーケースに並びます。「できるだけシンプルなものを作っています。観光の途中で買ったまま、しばらく車内に置いておいても大丈夫なものを」と語るのはそば処の女将でもある鍋島さん。10年以上前、保育園児だった次男とのパン作りをきっかけにパンにハマり、その後、子どもたちの健康、栄養を考慮したパン作りに励む中、その腕はぐんぐん磨かれ、ついに老若男女が味合えるやさしい味わいのパンが並ぶこの店を開くまでになりました。その店名も、この道のきっかけをくれた次男・そらさんの名を入れた「そらいろ」に。
そんなママの愛から生まれたパンの一例がこちら。真ん中から時計回りに「いちぢくとくるみのパン」280円、「塩バターパン(全粒粉)」250円。そしてお隣の「きふね」で提供している蕎麦茶や蕎麦茶殻入りの「きふねの蕎麦パン」440円は、もっちりとした食感と鼻からふわっと抜けるそばの香りが楽しめる逸品。購入したパンは広い敷地内に点在するベンチやテーブル席などで味わうこともできます。
中でもおすすめはパン工房の元納屋やそば処の古民家をはじめ、うきは市の田園風景を望む展望台。特に快晴時は耳納連山や背振山まで一望!まさにそらいろの中、愛に満ちたママのパンたちを味わうことができます。

そらいろ
住所:福岡県うきは市浮羽町山北694-1(本格十割蕎麦きふね敷地内)
電話番号:0943-73-7380(きふねと同じ)
営業時間:11時~売り切れ次第終了
定休日:不定休
https://www.instagram.com/kifune_sorairo/

そらいろ

福岡県うきは市浮羽町山北694-1(本格十割蕎麦きふね敷地内)

https://www.instagram.com/kifune_sorairo/

厳選された国産和牛ステーキが鮮やかに華開く!「肉屋 一ノ剱うきは店」

注目のおにぎり、カレー、うなぎにパン店と紹介してきましたが、最後にガツンと肉料理のお店を。うきは市のお隣の久留米市でお肉にこだわる居酒屋、ごはん屋、ハンバーグ専門店のばぁぐ屋などを展開する一ノ剱(いちのけん)グループが2023年5月、ついにうきは市に上陸!代表の市原さんは長く焼肉店で修業を積み、お肉に関するあらゆる知識と技を得てきた方。久留米の各店で人気を博したメニューを国道210号沿いに誕生させたうきは店でも展開し、人気を博しています。
店内の一角はまるでお肉屋さん?と思うような黒毛和牛がゴロゴロ入った専用の冷蔵庫も。長年、懇意にしている精肉店から常に極上の黒毛和牛とその部位を仕入れているそうで、一般にはあまり出回らないという鹿児島県産の希少ブランド牛「西郷(せご)どん牛」などを入手することも。そんなレア牛を味わうチャンスもある「肉屋一ノ剱うきは店」のイチオシメニューがこちらです。
「本日の特選黒毛和牛ステーキ丼」。その名の通り、選び抜いた極上の黒毛和牛の部位を絶妙な火加減で柔らさとジューシーさ満点のロゼ色仕上げに。花盛りスタイルの美しさはもちろん、ご飯と共に味わうちょうどいいサイズと厚みのカットさ加減も絶妙です。もちろん、お肉の焼き加減はお好みによって変更も可能です。
ステーキ丼は単品1980円ですが、写真のセット(サラダ、もちもち豆腐を含む小鉢2種、みそ汁付き)は2380円。こちらの通常盛サイズのほか、肉とご飯小盛(単品1780円、セット2130円)、肉とご飯大盛(単品2550円、セット2950円、)もあります。

黒毛和牛メニューでは鮮やかなレア色で登場する「黒毛和牛リブロ―スのレアカツ膳」2480円、肉々しさ満点の「たっぷり黒毛和牛のあらびきシングルハンバーグ膳」1480円も。さらにうきは市が誇るブランドポーク「耳納赤豚」のロースカツやローストポークなどのメニューもあり、こちらも大人気です。
軽快なジャズが流れる店内は活気ある調理シーンが楽しめるカウンター席のほか、今や幻の名品と言われる久留米市田主丸町の山元工芸による和紙ランプが見守る和室も用意。さらにイートインのみならず、お弁当や総菜類などのテイクアウトメニューも充実しているうきは店。特選黒毛和牛ステーキ丼のお弁当版も2300円で用意するほか、黒毛和牛や耳納あかぶたの炙りや特製たれ牛焼肉などが乗った多彩な「肉のり弁」シリーズはなんと、ワンコインの500円~!こちらも要チェックです!

肉屋 一ノ剱うきは店
住所:福岡県うきは市浮羽町朝田115-1
電話番号:0943-73-9132
営業時間:金~月曜11時~17時、火曜11時~14時、木曜17時~21時
定休日:水曜、不定
https://www.instagram.com/ichinoken_u298

肉屋 一ノ剱うきは店

福岡県うきは市浮羽町朝田115-1

https://www.instagram.com/ichinoken_u298

おわりに。

ほかにもクロワッサンと食パン専門店やスリランカカレー、隠れ家的地鶏店など、NEW&注目のグルメ店はまだまだあります。さらに昨今、古民家を利用した宿泊施設もどんどんオープンしているうきは市。せっかくなら日帰りではなくお泊りして、じっくり楽しんでみてはいかがですか?

地図を見る

Google Mapの読み込みが上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください。

関連するタグ

タグ一覧を見る

関連記事

週間記事ランキング

この記事を書いたフォトライター

PAGETOP