2days
明治日本の産業革命遺産
地図を見て分かる通り、レンタカーを使えば糸島・佐賀・熊本荒尾を回って柳川まで立ち寄りできちゃいます。
福岡の都心部から30分でシーサイドリゾートを楽しめる糸島、佐賀・古湯温泉のくつろぎホテル、三池炭鉱のドライブ旅行におすすめのルートをご紹介します！
※2018年11月時点の情報です。
都市高速に乗れば、博多駅から40分ほどで糸島エリアに到着！
最初に訪れたのはヤシの木ぶらんこがある浜辺です。
このヤシの木ぶらんこは「釣船茶屋 ざうお本店」の方が手づくりして無料で開放しているもので、口コミで人気が広がり大人から子供まで楽しめる名所になりました。
シーズンによっては混み合うこともあります。譲り合って、大切に使ってくださいね。
海に向かって漕いでみると、気分爽快～！風に乗って空まで飛んでいけそうです。
空と海の広さを同時に体感できるぶらんこは、写真で見るより現地での体験が断然楽しい！ぜひぜひ、足を運んで遊んでみてください！！
ヤシの木ぶらんこから内陸を少し西へ、ふたたび海沿いに出るとウッドデッキがおしゃれなモールに到着。雑貨店や海鮮料理のお店が集まるパームビーチ・ザ・ガーデンズです。
その名の通り、一帯にヤシの木がいっぱい。旅気分が高まります。
まずはジェラートショップ「アルパチーノ」へ。おヒゲの看板がキュート！お店の中もおしゃれでかわいくて、思わず笑顔になっちゃう。
ジェラートは12種類、季節のフレーバーは入れ替わるので、いつ来店しても新しい味が楽しめます。…でも定番フレーバーもおいしそうで、どれにしようか迷いますよ～！
小腹がすいたタイミングだったら、店長さんおすすめのクレープメニューも試してみてくださいね。
じっくり選んだカラフルなジェラート片手に、海岸をお散歩しました。海風が心地よくて、いつまでもここにいたくなります。
写真中央の、海の中にある岩がわかりますか？縁結びのシンボルともいわれる「二見ヶ浦の夫婦岩」です！
この距離感、パームビーチ・ザ・ガーデンズから少し足を延ばしてお参りに行くのもおすすめ。
モール裏の海岸に降りたら、海と反対方向に向かって「天使の羽の壁画」を探してみてください。
ネットでも話題の撮影スポットです！交代で写真を撮ったり、二人いっしょに天使になりきったり。友だちみんなに見せたくなる写真が撮れました！
海沿いの写真映えスポットはまだまだ続きます！こちらは英国のバス車体を改造したロンドンバスカフェ。
赤い車体と青い空のコントラストが最高！
ロンドンバスカフェに立ち寄ったら、ぜひ2階客席に上がってみて！遠くまで見通せる海の眺めは格別ですよ。
おすすめは豊富なフレーバーのジェラートですが、寒い季節はオリジナルブレンドのコーヒーで温まるもよし。
ブレンドコーヒーはドリップパックの販売もあります。かわいいオリジナルパッケージで、お土産にもいい感じです！
のどかな畑沿いの道を走ると見えてくる、素朴なアイアンフレームの看板が目じるし。
古民家を改造した「新三郎商店」は、糸島の海から作ったお塩や雑貨の販売店です。
門をくぐると敷地内には新三郎商店のほか、「またいちの塩」で糸島の食材の旨みをひきだしたお料理を提供してくれる「ゴハンヤ イタル」もあります。
どちらも黒塗りの塀や生垣がいい雰囲気。次はお食事しに来たい！
店内はたくさんの商品がセンス良くディスプレイされていて、見ているだけでわくわくしてきます。
私たちが立ち寄った間も、たくさんのお客さんがひっきりなしに来店して店内は大賑わいでした。糸島でも人気スポットなのです。
ぜひ味わってほしいのが「しおをかけてたべるプリン」
とろりやわらかいプリンの舌触りと、大粒の塩のザクザクの歯触りがなんとも楽しい逸品です。やさしい甘さのプリンに組み合わせると、お塩の味わい深さが際立ちます！
私は店舗限定フレーバーの花塩ごまプリンをいただきました。黒ゴマの香ばしさがたまりません。
プレーンや人気フレーバーの焦がし塩キャラメルプリンは通販もあり。公式サイトでチェックしてみてくださいね。
糸島エリアを堪能したら、車の旅は佐賀方面へ。
三瀬村でぜひ立ち寄りたいのが「ハム･ソーセージ工房イブスキ」です。
店舗での販売のほか、レストランで自家製ハム・ソーセージをいただけますよ。店内のインテリアはヨーロッパの雰囲気たっぷり。
イブスキでは、日々変化する天候や温度・湿度のほか、その時に原料とするお肉の調子に合わせて毎日の製造方針を決めるそうです。
こだわり製法のハム・ソーセージは、2002年のFIFAワールドカップで宮崎をキャンプ地にしたドイツ代表チームにも提供された実績もあり！
本場のサッカー選手も認めた味わいをぜひどうぞ。
今夜のお宿はこちら、「ONCRI」です。
ホテルライフをたっぷり楽しむために早めにチェックインしました！
ロビーの奥にはギフトショップがあり、近隣の名産品を手軽にお買い物できます。
お茶どころ・米どころの佐賀らしく、お茶やお酒が種類豊富。
おんくりオリジナルラベルのお酒も発見しちゃいました。ちょっとしたプレゼントにいかがですか？
旅の疲れをほぐす足湯もぜひ体験してください！
さわやかな木の香りと熱めのお湯でリフレッシュしたら、いよいよお部屋へ。
今回は館内に4室あるラグジュアリーツインルームを利用しました。6階のお部屋に一歩入った時から気分が上がっちゃいます！
リビングスペースと寝室スペース、どちらもゆったりした間取りです。本当にぜいたく～！
そして何よりのぜいたくは、窓から眺める脊振山の景観でしょうか。
大きな窓いっぱいに広がるゆたかな自然は一幅の絵画のよう。
6階フロア限定のウェルカムドリンクは、嬉野の煎茶・玄米茶、八女の白折茶をおしゃれに飲み比べできる仕様。なんというこだわり！
そしてルームウェアはあたたかくやさしい肌触り。細かいところまでゆきとどいたおもてなしに、包まれる幸せを感じます。
このルームウェアは、さきほど見てきたギフトショップで販売されています。子どもサイズの展開もあり、人気アイテムだそうです！
ラグジュアリーなお風呂はこちら！
なんと、美しい陶器づくりの浴槽なのです。陶芸の郷でもある佐賀ならではのこだわりですね。
他にも檜風呂や露天風呂など、選べるお風呂でさらりとした泉質を楽しめます。
和食とイタリアンから選べるお食事もうれしい！玄海産の魚介や、地元の契約農家から毎日入荷する食材のおいしさを最大限に引き出した地産地消メニューをいただけます。
写真の和食はモダンな会席料理です。細やかな飾り盛りに心が躍ります！
レストランのみの利用もできて、リピーターも多いそうですよ。大満足のお宿でした。
2日目最初のスポットは、日本赤十字社の創設者である佐野常民の功績を記念した施設です。 早津江川の河岸にあり、庭園の一部に世界遺産に登録された「三重津海軍所跡」を含みます。
さっそく記念館2階の受付で「みえつSCOPE」を借りましょう！レンタル無料ですが、身分証明書が必要です。精密機器なので取り扱いは丁寧に。
三重津海軍所跡のドックの護岸遺構は、風化を防ぐために地中に埋め戻されており、実物を見ることができません。
でも、見どころポイントをみえつSCOPEでのぞいてみると…
見えた～！約160年前の三重津海軍所をイメージしたARパノラマ画像が見られるんです。
世界遺産の現地ならではのおもしろ体験ですね。
他にも館内には三重津海軍所跡や、佐野常民の業績に関する資料が多数展示されています。
佐賀、そして日本の近代化に尽力した先人の偉業に思いをはせながら、ゆっくりと見学できますよ。
ランチは地元で愛されるジャンクフード、鉄板いっぱいの巨大お好み焼きです！
インパクト十分な見た目と美味しさで大評判。メディアにも何度も取り上げられた人気のお店です。
ユニークな店名は「近くの有明高等専門学校の学生さんにお腹いっぱい食べてほしい」という思いから。
昭和38年の創業当時は学生さん向けの食堂でしたが、今はお好み焼き屋さんとして営業されています。家族連れからカップルまで、さまざまなお客さんを満足させるお味です！
国内最大規模の竪坑であり、明治30年(1897)から同35年(1902)にかけて作られた第一竪坑と、明治31年(1898)から同41年(1908)にかけて作られた第二竪坑で構成されています。この第二竪坑は保存整備されて、ほぼ操業当時のまま一般公開されています。
たくさんの遺構が残る万田抗、見どころもいっぱいですよ！
第二竪坑櫓に隣接するレンガ作りの巻揚機室は、クラシックなたたずまいで絵になります。カメラが趣味の方はぜひベストショットを撮ってくださいね。
係の方の案内で巻揚機室の内部へ。見学は安全第一です！入り口で貸し出しされるヘルメットを着用してください。施設内部では足元にも十分注意を。
階段の横にあるウィンチ、2階に設置された巻揚機など、炭鉱マンの命を守ってきた歴史を感じる設備。
ここで炭鉱の仕事に従事した皆さんの尽力があってこそ、現代社会があるんですね。
巻揚機室を出たら、坑口へ。竪坑は閉山時に埋め立てられましたが、井戸のような入り口は残されています。
炭鉱マンはここからエレベーターを使って坑内に降りたそうです。
エレベーターといっても乗り込むのは囲む壁のない、枠組みだけのケージ（かご）。そんな設備で約274mの地底まで一気に降りたというのだから、思わず足がふるえます！
施設を一般公開している万田抗では、ボランティアガイドも活躍しています。
中でも、元炭鉱マンの方のガイドトークはおもしろくて大人気だそうです。イベント時など、狙ってみてはいかがでしょう？
じっくり見学したら、おみやげもどうぞ。万田抗敷地の入り口にある「ふるさと館」は平成30年11月にオープンしたばかりです。
地元の話題のお菓子なども豊富に揃っていますよ！
ドライブ旅行の最後は定番の観光地へ行ってみましょう。
柳川水郷エリアは四季おりおりにさまざまな表情を見せてくれる観光地。一年を通して絵になる風景が迎えてくれます。お雛様シーズンの春の散策は特におすすめ。
川下りは初夏は新緑、秋には紅葉とそれぞれの美しさがあります。寒い時季はこたつ舟にチャレンジするのも非日常感いっぱいで楽しい！
柳川は、詩人・北原白秋の生誕地としても有名ですね。海産物問屋を営んでいた白秋の生家は、資料館として保存されており、明治時代の空気を感じられる公開施設となっています。
ほかにも柳川を治めた立花家ゆかりの史跡や名勝など、美しい景観がたくさんあります。
柳川に足をはこんだら、やっぱり名物の「せいろ蒸し」や「柳川鍋」を食べたい！川沿いに立ち並ぶ専門店の中には、江戸時代に創業したお店もありますよ。古くて新しいご当地の味をぜひどうぞ。
柳川を出たら、ゴールの博多まで1時間を超えるドライブです。
旅の思い出を振り返りながら、安全運転で帰りましょう！また旅する日をお楽しみに…♪