終戦直後「チャンダラポーズ」の秘宝探しが流行った。新聞も大きく報じた。戦時中、ビルマの軍の隠し財産というもの。(未だ出ていない)。海賊キッドの秘宝は、それ以前の話だ。
南西諸島、「火の山死の谷」に主が眠るとされてきた。やはり、宝島の鍾乳洞が隠し場所である可能性が高い。ところで、宝探しの口実で宝島に遊ぶなんて、究極の贅沢な楽しみ。
昭和53年だからごく最近といえる。日向市塩見の石櫃山を掘削していた造園業者が掘り当てた(ということ)。300・に及ぶ古銭の山、開元通宝、大定通宝など12万枚も。日本で3番目の大量という。
まだ、あるかも知れない。
高千穂城主、三田井氏が埋蔵した戦国時代の軍資金。五ヶ瀬町坂本の旧城に伝わる「城内をくまなく調べよ、朝日が一番早く射し、夕陽が一番遅くまで射している地に宝は眠る」の言い伝え通りに開元通宝など53種もの古銭が発見された(昭和32年)。
真名野長者こと炭焼き小五郎、長者の呼び名が高いばかりか、臼杵石仏群の陰のスポンサーともされている。長者が隠した財宝とは?それは、どこに、ひょっとしたら石仏さまのお顔に、謎が隠されているかも‥‥。
キリシタン大名で知られる大友宗麟、彼がキリシタンに帰依したのは宗教的信念かそれとも南蛮との交易が目的だったのか?
その疑問は別として、南蛮貿易で巨万の富を得たことは事実、その財宝が埋蔵された場所は?臼杵城か、府内城か、別府の貴船城か。
宝探しとは別に、宗麟が築いた城(跡)を訪れるだけでも、あなたの宝物になる。