埋蔵金探しは知的ゲームと述べた(その1)が、謎とき知的ゲームと同時に、歴史探求のアクションである。
埋蔵金、地中の宝というターゲットに焦点をあわせる。俄然、歴史が生き生きと見えてくる。今まであまり興味のなかった地域や人物、その他の主人公たち(城主)が、浮き彫りにされ、その歴史背景がドラマとなって浮かび上がってくる。
このルートでは南九州のそれを探してみよう。
そのどれもが真実性を帯びている。
黒潮が周りを取り囲む奄美やトカラの島、歴史が語るように南蛮船の行き来も多かった。
海賊の親分が、目をつけたとしても不思議ではない。あの大友宗麟のことだから、それなりの資金を貯え置くことに不思議はない。どこかにストックしているハズだ。
(今ならさしずめスイス銀行か、或はマルサの女」のように二重金庫か)
九州中央山地の奥深い高千穂の里、九州最古の山(祇園山)がある。五ヶ瀬には、神々が眠り給うばかりか、埋蔵金まで眠っているとは‥‥。
幻想と推理、自分の足で歩いて確かめるとき、歴史がグッと身近に自分のものになってしまう。
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埋蔵金というロマン(餌)につられて、深い視点で、歴史を掘り下げることが出来る。
「青い鳥」を求めて旅をした若い二人が発見したのは我が家だった――という寓話を持ち出すまでもなく、「埋蔵金」は歴史新発見、自分発見の旅なのだろう。
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とはいえ、それは必ずある。まだ眠っているだけだ。
鹿児島中央駅~(40分・JR+30分・バス)鹿児島空港~(60分・航空機)奄美空港~(60分・バス)名瀬港~(240分・チャーター船)+島村(宝島)~(240分・チャーター船)名瀬港~(60分・バス)奄美空港~(60分・飛行機)鹿児島空港~(40分・バス)霧島温泉
霧島温泉~(20分・タクシー)霧島神宮駅~(140分・JR)日向市~(約20分・特急)延岡~(バス80分)高千穂~ (15分・タクシー)五ヶ瀬~(10分・タクシー)馬見原~(40分・バス)高森~(60分・バス)立野~ (80分・JR)豊後竹田
竹田~(30分・JR)三重川~(90分・JR)臼杵~(40分・特急)大分~(70分・バス)大分空港