宇佐風土記の丘と名づけた一帯の中心部に建つ。6基の前方後円墳がまわりを取り囲む。大分の古代仏教文化、宇佐八幡の文化、六郷満山の文化が解説され、富貴寺の内陣が復元されていて見ごたえ十分。安心院地方が誇る鏝絵コーナーも。
全国4万余の八幡社の総本山。祭神の八幡神は応神天皇とされ、比売大神(ヒメノオオカミ)、神功皇后を祀る。上宮本殿は八幡造と呼ばれる特殊な様式で国宝に指定。他に国宝孔雀文馨など重要な文化財が宝物殿に展示。
六郷満山本願寺のひとつ馬城山伝乗寺の跡と伝えられ、国の重要文化財に指定される藤原時代の傑作木造仏像9体が収められている。慈愛や憤怒の表情など、存在感を漂わす仏像は六郷満山文化の繁栄を偲ばせる。
国東半島の両子山の山麓にある古刹。江戸時代に六郷満山の中心的存在だった風格が随所に色濃く残っている。参道石段の両脇にたつ全高2.3mの一対の仁王像は国東半島最大級のもので、その力強い造形は、国東半島に多い石造仁王像の中で、白眉とされている。
二王座附近は、狭い路地のいたるところに城下町特有の面影が残っている。古くからの町並がすばらしく、できればゆっくり歩いてみたい。旧真光寺は、無料で多くの旅人に安らぎを与えている。又、この附近に春日局が一時住んだといわれている。
●群雄割拠した大分県は、昔の城跡が隣近所に残っている。その一つ日出城下町にも温泉が湧く。
●別府の中心部の別府温泉、その一つに竹瓦温泉がある。砂湯が名物、ふらりと訪れてもいい。別府で砂湯の味が楽しめることを知らない人が多い。ずっしりとした砂の重みが心地よい。建物も趣も古く昔からの名物。
●歴史遺産No.14参照、急流佐賀の関に代表される豊後海峡は魚の宝庫。フグ、タイ、ブリ、アジ、特にアジは「関アジ」のブランドがつく。
●どこもおいしい海幸が食膳に。素材のよい地方では料理技術は発達しない、その必要がないから。柑橘類も豊富だ。 文字通り豊の国といえる。