屋久島上屋久町永田(鹿児島県)は日本有数のウミガメの産卵地。数が減ってきているウミガメを保護しようと地元の人々が立ち上がり、屋久島うみがめ館主催によるウミガメ放流会が行われている。また全国からのボランティアも含めて保護活動が行われている。屋久島うみがめ館自体もNPO法人として運営されている。
孤立化した個体群は、例えば繁殖能力の低下、出生率の低下、多様化の低下となってあらわれ、孤立した生息地の個体群は絶滅へ向かいがちだが、鹿児島県薩摩川内市の藺牟田池のように生息地が孤立状態にあるにもかかわらず、長期間にわたってその個体群規模が高密度に安定している個体群もある。
くじゅう坊ガツル・タデ原湿原は大分県の西部に位置し、九重火山群の山頂帯と山麓湧水地に形成された中間湿原であり、登録地は坊ガツルとタデ原を中心とした地域である。なお、これらの植生は毎年、春季に実施されている野焼きによって維持されている。
当該地域は、山岳地に形成された中間湿原として国内最大級の面積を有し、多様な地質・地形を反映した植生分布となっており、わが国を代表する湿地タイプとなっている。