高速バスを大分道杷木ICで下車。まずは筑後川沿いにある福岡県朝倉市の原鶴温泉へ。源泉数34本、毎分3000ℓという豊富な湯量を誇り、湧き出る湯も美肌効果の高いアルカリ性単純泉と硫黄泉。そんな「W美肌の湯」が楽しめる原鶴温泉で、まず1湯。

原鶴温泉 延命館

原鶴温泉の中でも稀有なアルカリ性単純泉と硫黄泉、さらに炭酸泉がミックスした「トリプル美肌の湯」が楽しめる温泉宿。やわらかの湯触りを感じつつ、気が付けば肌に炭酸による細かな泡がビッシリ！源泉かけ流しの湯は39.4℃とやや低め。ゆっくり長～く入れる分、お肌の保湿力はもちろん、湯上り後の保温力もずーっと続く。

住所：福岡県朝倉市杷木志波15-2

電話：0946-62-1133

営業時間：立ち寄り湯9時30分～20時（最終受付19時）

定休日：不定

入浴料：大人660円（880円）、子ども440円（660円）※（）は休日、休前日

http://enmeikan.com

湯上りランチは筑後川を渡って、お隣のうきは市で。白壁の町並みが残る吉井町にある養豚牧場直営レストランでブランドポークを満喫。食後は白壁の町に点在するおしゃれなカフェや雑貨店めぐりはいかが？

レストラン庄山

古民家風の開放感あふれる店内で味わえるのは、自社牧場で育てた黒豚と赤豚を親に持つ「先年豚（せんねんぶた）」や三元豚の「耳納いーっ豚」などのブランドポーク。人気はやわらかなロース肉を厚切りカットした「とんかつ定食」1400円（小鉢、ご飯、みそ汁、漬物付き）。甘みと柔らかさが特徴の千年豚のロース肉を1人前200gも味わえる「千年豚しゃぶ膳コース」3300円もおすすめ（小鉢、ご飯、漬物、ハムサラダ、デザート、コーヒー付き※写真は2人前で、注文も2名から）。

住所：福岡市うきは市吉井町千年248-1

電話番号：0943-76-5429

営業時間：11時30分～14時30分（LO）、18時～20時30分（LO）

定休日：水曜

https://ukihalove.jp/contents/shouzan/

吉井町から車で15分。筑後川沿いにあるもう一つの美肌湯温泉地「筑後川温泉」へ。入浴後、時間があれば人気の道の駅「道の駅うきは」を訪ねたり、フルーツの里に点在する観光農園で、旬のフルーツ狩りなども楽しみたい。

筑後川温泉 桑之屋

敷地内の自家源泉から湧く、アルカリ性単純泉をかけ流しで楽しめる温泉宿。ラドンを多く含み、ほんのり硫黄の香りもするとろとろの湯を、巨石を配した大浴場のほか、筑後川の心地よいせせらぎにも癒される岩作りの露天風呂、さらに露天タイプの２つの家族風呂で楽しめる。

住所：福岡県うきは市浮羽町古川1099－10

電話：0943-77-2148

営業：立ち寄り入浴10時～21時

定休日：不定

入浴料：大人600円、家族風呂1室2000円

原鶴温泉、または筑後川温泉内の温泉宿に宿泊して、さらに美肌湯をもう1湯。また、筑後川温泉のあるうきは市では2023年9月、道の駅うきはのお隣にフェアフィールド・バイ・マリオット・福岡うきは」がオープンするほか、酒蔵や白壁の町や山間に点在する古民家を利用したゲストハウスなど、さまざまなタイプの宿泊施設を用意。詳しくは「うきは観光みらいづくり公社」のHPを。

https://ukihalove.jp/contents_cat/stay/

原鶴、筑後川温泉の玄関口である大分道杷木ICから高速バスで約1時間、大分が誇る人気観光地・湯布院へ。到着したら、まずは湯布院の中でも評判の美肌湯の宿へ直行。立ち寄り湯開始の12時、誰よりも先に新鮮な湯を、雄大な由布岳の姿と共に堪能しよう。

由布のお宿 ほたる

単純温泉の湯が多い湯布院の中でも珍しいアルカリ性単純温泉が楽しめる温泉宿。とろみのある湯はｐH9.７という強アルカリ性で、肌の古い角質をしっかり除去してつるつるに。湯には保湿成分・メタケイ酸もたっぷり含まれており、きれいに磨かれた肌に潤いを与え、しっとりとした仕上がりに。まるで化粧水のような湯は、自家源泉から源泉かけ流しで開放感あふれる露天風呂、さらに由布岳を望む2つの貸切風呂に注がれる。

住所：大分県由布市湯布院町川北1791-1

電話：0977-84-5151

営業時間：立ち寄り湯12時～15時（最終入浴）

定休日：なし

入浴料 大人500円、小学生未満250円、貸切風呂1500円、2000円

https://www.yufuin-hotaru.com/

美肌の湯と同様に楽しみな湯布院でのランチへ。グルメやショップの多い湯の坪通り沿いもいいけど、人気のエリアだけに混雑必至。ならば、少し山手の鳥越地区で評判のカレーうどんはいかが？アツアツ＋ぴりりと山椒の効いたうどんで体の中からポッカポカ！新陳代謝をぐっと高めた後、２湯目の美肌湯に臨もう。

山椒カレーうどん 菊すけ

由布院の町並みを一望できる丘の上のカレーうどん専門店。うどんはもっちりとした自家製で、そこにカツオだしに数種類のスパイスを加えたとろみのあるカレーつゆを。人気は山椒の香りとピリリとした刺激ある「赤」、カシューナッツ入りでまろやかな「白」の2種類のカレーうどん。どちらもたっぷりのひき肉と白髪ねぎがのっているが、さらに季節の野菜揚げやもちチーズをのせたバージョンもあり。また、うどん食べ終わるタイミングでお茶碗半量分のご飯、味変用のフライドガーリックがテーブルへ。どんぶりに残った絶品のカレーつゆを余すことなく味わい尽くせる。ごちそうさま、の前には1口サイズのパイン＆マンゴースムージーのサービスも。

住所：大分県由布市湯布院町川上1269-36

電話：0977-85-5262

営業時間：11時～15時（LO14時30分）

定休日：水曜※火曜、水曜で連休の場合もあり

料金：山椒カレーうどん「赤」「白」1430円

https://www.instagram.com/yufuin_kikusuke/

カレーうどんでいい汗かいたら、湯触りの柔らかさはもちろん、湯布院でも有数の広さとコバルトブルーの湯で評判の大露天風呂へ。由布岳を望みながら大きな湯船の中で手足を伸ばしてのんびりゆっくりと。施設おすすめの入浴法も参考に。

ゆふいん束ノ間

人気の露天風呂は100人が入れるとも言われる広さ！自家源泉から湧き出るナトリウム塩化物泉の湯は無色透明だが、空気に触れることでコバルトブルーの色に。しかも美肌成分であるメタケイ酸の量も通常の温泉の10倍もの量とか。そんな美しき大露天でぜひチャレンジしたいのが、オーナーが推奨する入浴法、その名も「トド浴」。まずは約10分、美肌湯で体を温めたら、浴槽のヘリに設けられたスペースで“トド”のようにゴロンとねころんで約5分休憩。これを繰り返すことで、美肌効果も倍増！さらにサウナ同様のととのい体験も楽しめるとか。

住所：大分県由布市湯布院町川上444-3

電話：0977-85-3105

営業時間：立ち寄り入浴9時30分～18時30分（最終受付18時）

定休日：水曜

入浴料：大人800円、小・中学生500円

https://tsukanoma.club/

ゲストハウスからファミリータイプ、老舗の温泉宿や高級ラグジュアリーホテルなど、多彩な宿泊施設を持つ湯布院。お宿でゆっくり夕食を楽しむ方々がいる一方、食事は朝のみにして、夜も町に繰り出して、地元で評判の焼肉店や元人気旅館の板長が腕を振るう居酒屋、ジャズが流れる隠れ家バーなどを楽しむ方々も。昼間はもちろん、湯布院の夜遊びも、ぜひ。

由布院～別府間はバスで1時間弱。由布院駅前バスセンター発の亀の井バスが1時間に1本運行。車窓から湯布院盆地や由布岳、さらに眼下に広がる別府湾などを楽しみつつ、終点の別府駅で下車。ここで荷物を預け、駅前の足湯と手湯で一息ついたら、再び市内の路線バスで約25分。絶景と共に白濁の硫黄泉が楽しめる明礬温泉へ。

みょうばん湯の里

古い角質を除き、肌のピーリング効果もあるという硫黄泉が湧く明礬エリア。その中でも標高350ｍと別府いち高い大露天風呂を持つ温泉施設。絶景と共に大きな湯船で乳白色の湯をじっくり堪能した後は、露天風呂の下にある本館1階の売店へ。温泉グッズのほか、別府をはじめとする大分土産を揃える中、マストバイは湯の花コスメの数々。敷地内に点在する湯の花小屋で作られる天然の湯の花が入った入浴剤や石鹸、ミストにジェルなどをゲットして、お肌の美活をお家でも。

住所：大分県別府市明礬6組

電話：0977-66-8166

営業時間：立ち寄り入浴10時～19時（最終受付18時）

定休日：なし

入浴料：大露天岩風呂大人600円、４歳～小学生300円

http://yuno-hana.jp/

明礬温泉から路線バスで8分、湯けむりたなびく鉄輪エリアへ。ランチは温泉蒸気を利用した別府ならではの地獄蒸し料理はいかが？鉄輪温泉特有の美容成分とミネラルを活かしたヘルシーな薬膳料理で、お肌のみならず体の中からも美しく。

低温スチーム＆ドライ薬膳レストラン 蒸士茶楼

野菜シャッキリ、お肉は旨みがUPする50℃洗いと、ミネラルたっぷりの鉄輪温泉による低温スチーム調理を駆使したヘルシーな薬膳中華の店。メニューは全てコース仕立て。オードブルや飲茶、メイン料理はもちろん、特に注目は雲南料理で使う土鍋・汽鍋（チーコー）を利用した「薬膳滋養汽鍋スープ」。汽鍋に50℃洗いを施した骨付き鶏と薬膳のみを入れ、地獄蒸しでじっくり4時間。出来上がった黄金色のスープは、旨みをしっかり感じながらもすっきりとした味わいが楽しめる実に滋味深すぎる逸品。ランチ、ディナー共に前日までの完全予約制。

住所：大分県別府市鉄輪風呂本5組

電話：0977-85-7775

営業時間：11時30分～14時（LO）、18時～21時（LO20時30分）

定休日：不定休※前日までの完全予約制

料金：ランチコース3300円（税込み）～

http://64cyaro.com/

2泊3日の美肌湯めぐりの最後の湯は、別府地獄めぐりの１つ「鬼石坊主地獄」に併設された日帰り温泉施設で。ちなみに蒸士茶楼から徒歩で13分なので、食後のお散歩にもちょうどいい距離。先に入った明礬温泉できれいになったお肌を、保湿成分たっぷりなこちらの湯で潤いをプラス。きっちりしっとり仕上げてから帰りましょう。

べっぷ鬼石の湯

ほんのり緑がかった湯はナトリウム塩化物泉。ｐH3.4とお肌のそれと近い弱酸性の湯で、天然の保湿成分であるメタケイ酸はもちろん、塩分も多く含んでいることから、より高い保湿成分も期待できる。2階建ての館内の1階に開放感あふれる高い天井の内湯と岩作りの露天風呂があり、さらに露天風呂から階段を上がった2階には樹々を見渡す総ヒノキ造りの展望露天風呂も。また冬場の内湯では、日によって別府特産の大玉柑橘「ざぼん」を浮かべたざぼん湯も楽しめる。

住所：大分県別府市鉄輪559-1

電話：0977-27-6656

営業時間：10時～22時（最終受付21時30分）

定休日：毎月1日※1日が土日祝の場合は翌平日が休み

入浴料：大人620円、小学生300円、2歳以上200円

https://oniishi.com/oniishi-no-yu/