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火山と生きる湯のまち霧島の注目スポット7選

日本で初めて国立公園に指定された霧島連山の雄大な自然や、そのふもとから湧き出る温泉に恵まれた場所「霧島」。
全国屈指の人気を誇る温泉郷ですが、それだけではもったいない。伝統の製法で熟成された福山の黒酢、純粋黒豚が美味しい黒豚の館、麹の里バレルバレーなど温泉とともに楽しみたいスポットを紹介します。

坂元のくろず 壺畑

鹿児島県霧島市福山町の黒酢について、特徴や製法を紹介する、くろず情報館「壺畑」。
200年にわたり ひたむきに守り続けてきた壺造り純米黒酢の歴史と製法について、紹介している施設です。
専門のスタッフが蒸米、麹、地下水だけで仕込むくろずについて映像やパネルを使って案内してくれます。
くろず職人が畑で造るくろずの試飲もでき、坂元のくろずをはじめ、ドリンクやドレッシング、調味料等くろずを使用した商品を数多く販売しています。
併設している、坂元のくろず「壺畑」レストランでは、このくろずを使った体にやさしい料理が楽しめます。
坂元のくろず

鹿児島県霧島市福山町福山3075

https://www.kurozu.co.jp/

薩摩切子伝承館 ART DESHIMARU

鹿児島県伝統的工芸品である薩摩切子の製造、販売を行っている施設です。
薩摩切子は、透明なガラスに色のついたガラスを厚くのせた「色被せ」という技法で作られています。厚さ1~2ミリの色ガラスにカットを施すことで、色ガラスと透明ガラスの境目が曖昧になり、「ぼかし」と呼ばれれる薩摩切子ならではの独特なグラデーションが生み出されます。
グラスやお猪口などの定番のものに加え、名刺入れやご流布マーカーなど、ここでしか見られないような商品が多数販売しています。
世界でたったひとつのオリジナルの薩摩切子アクセサリーを創るカット体験ができます。様々な色や形のガラス生地から好きな素材を選び、切子師のアドバイスを受けながら、専用のカット工具(ダイヤモンドホイール)で削りたい部分を押し当て前後に動かしながらカットします。
ガラス工房 弟子丸

鹿児島県霧島市隼人町小浜1817-1

https://deshimaru.jp/

産直レストラン 黒豚の館

かごしま黒豚は、全身が漆黒で、鼻、しっぽ、四つの足の部分だけが白いため、別名「六白黒豚」とも呼ばれています。この豚肉は、他の豚に比べて、うまみや甘みを感じるアミノ酸を多く含み、繊維質が細かく柔らかいのが特徴です。
霧島高原で湧水を飲み、サツマイモを食べて育った黒豚は感動的な美味しさです。
光沢のある美しいピンク色の豚肉は、弾力があり、一口食べると一気に幸福感が広がります。
黒豚の館

鹿児島県霧島市霧島永水4962

https://www.krp1.com/restaurant.html

数寄の宿 野鶴亭

伝統的な和風建築5棟があり、各建物は古典的で優雅な雰囲気が漂う温泉旅館。
中庭を散歩すると、まるで時間が止まったかのように、ゆっくりと流れる時間を感じることができます。
自慢の日当山温泉は、800年の歴史を有し、日本の近代化改革の立役者といわれる西郷隆盛や坂本龍馬にも賞賛されました。この美肌の泉に浸かると、まるで古代の伝説的な神秘的な力を感じるかのようです。宿泊しなくても、いつでも訪れてその魅力を感じることができます。
グルメも充実していて、鹿児島黒牛と懐石料理が楽しめ、ミシュランレストランで修業を積んだシェフが料理を手掛けた美味しい宴を提供しています。料理に地元の風味を取り入れ、鹿児島ならではの食文化を堪能できます。
数寄の宿 野鶴亭

鹿児島県霧島市隼人町東郷1-8

https://yakakutei.com/

バレルバレープラハ&GEN

鹿児島空港からすぐのところにある、麹と焼酎とビールのテーマパーク「バレルバレープラハ&GEN」。
焼酎に欠かせない、麹を学び、味わい、ここでしか味わえない麹製品の購入ができ、芋焼酎や米焼酎、ナツメヤシ焼酎をはじめとする様々な焼酎の製造直売もやっています。
麹レストランもあり、麹豚のとんかつや甘酒カレーなど種麴屋にしかできない料理が堪能できます。
2023年には、整う、潤う、活きるを目指し、ホテルもオープンしました。
バレルバレープラハ&GEN

鹿児島県霧島市溝辺町麓876-15

https://praha-gen.com/

日当山 西郷どん村

西郷隆盛公が度々訪れた場所で、温泉や狩り、釣りなどを楽しんだ等、日当山温泉南洲逸話に多くのエピソードが残る日当山にある「日当山西郷どん村」。
西郷隆盛公が日当山を訪れた際に逗留していた龍寶家を基に建設した「西郷どんの宿」や西郷隆盛公が馬をつないだといわれる「西郷どんの一ツ葉」、「日本庭園」、地元食材を中心としたレストランと特産品販売所を備えた物産館「日当山無垢食堂」、「足湯」が整備されています。
日当山 西郷どん村

鹿児島県霧島市隼人町内1487-1

https://www.city-kirishima.jp/kirikan/kanko/leisure/hayato/sisetu.html#segodonmura

湯治の宿 田島本館

明治時代に湯治場として開業した、妙見温泉「湯治の宿 田島本館」。
周りを山に囲まれ、霧島山麓から流れ出す天降川と勇壮な犬養の滝のある中津川の二つの川のせせらぎを聞きながら、静かな山里での温泉ライフが楽しめます。今も建物の一部に自炊施設もあり、湯治場のほのぼのとした雰囲気が息づいています。
3種類の温泉を愉しむことができ、「神経痛の湯」は神の湯と呼ばれ、神経痛やリウマチ、肩こりや筋肉痛の痛みも和らげると評判です。
川沿いにある「キズ湯」は茶色の湯の華が浮かび41℃の適温で、切り傷や肌荒れ、汗疹などに良く、湯上りは化粧水もいらないくらいしっとりします。
キズ湯の隣に並ぶ43度と熱めの「胃腸湯」と、体調に合わせてそれぞれの効能を愉しむことができます。
湯治の宿 田島本館

鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4236-1

https://tajimahonkan.com/

(おまけ)霧島神宮駅

国宝にも指定された霧島神宮の最寄り駅「霧島神宮駅」が、2024年3月にリニューアルします。
手掛けるのは、地元の企業である株式会社IFOO(イフー)。鹿児島県産の杉材をほぼ100%使用し、鹿児島大学農学部付属演習林から切り出された高さ4mの御神木をシンボルとして据え、霧島神宮の最寄り駅にふさわしい内装に生まれ変わります。
霧島神宮駅

鹿児島県霧島市霧島大窪

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