記事 ARTICLE

おいしい&お土産スポット急増中!鹿児島県「霧島温泉」の注目スポット5選

鹿児島を代表する山の湯・霧島温泉。実は昨今、空の旅の玄関口である鹿児島空港周辺から温泉宿が集中するエリア、さらに国宝・霧島神宮前に至るまで、霧島市内のあちこちに新たなスポットが続々登場中。名湯と共にぜひ行って味わい、くつろぎ、逸品もゲットしたい注目の5軒をエリア別にご紹介します。

【鹿児島空港周辺】やさしい表情の焼き立てパンを求め、みんなが集まる「パンの木ベーカリー」

鹿児島溝辺空港から車で5分。2019年10月にオープン以来、大人気の1軒屋ベーカリーが「パンの木ベーカリー」です。切り盛りするのは共にパティシエだったという亀井ご夫婦。奥様の故郷である霧島市にて、当初はカフェを行う予定だったそうですが、「スイーツよりもっと暮らしに密着した商品をお客様にご提供したい」との思いことから、パン屋さんというスタイルに。
お店に入ると、約40種の多彩なパンたちがお出迎え。開店の8時~お昼近くまではソフトな生地のものを中心に、12時以降からはフランスパンなどのハード系も登場。常に焼立てが買えるようにと、例えば1日30個を作るにしても一度に作らず、売り場を見ながら10個ずつを3回に分けて焼き、常に出来立てが並ぶようにされているそうです。
「正直大変ですけど、やっぱり焼立てがおいしいですからね」と亀井夫妻。元パティシエということもありますが、パンの1つ1つがとても美しく、さらにお二方のお人柄を表すかのように柔和かつ、とっても優しい表情なんです。しかもボリューミーなクロワッサン160円をはじめ、パンの平均価格も約200円という、お手軽設定に。
中でも人気なのがこの3品。左上のキビ砂糖を使った「メロンパン」162円は、人気過ぎて1人3個までの制限販売。右上は店内で揚げた熱々メンチカツをサンドした「霧島黒豚メンチカツバーガー」300円、そして粒あんともちもちの求肥を地元の特産である霧島茶入りのやわらかパンでサンドした「霧島溝辺緑茶のあんサンド」172円。

店内ではテイクアウトコーヒー108円も販売するほか、店舗横に購入してすぐ食べられるテーブルやベンチも用意。お昼過ぎには半分以上は売り切れ状態になるそうなので、空港に着いたらすぐに、または霧島温泉郷に向かう前に行くことをおすすめします。

パンの木ベーカリー
住所:鹿児島県霧島市溝辺町3-68
電話:0995-55-1292
営業時間:8時~18時(売り切れ次第終了)
定休日:月、金曜
https://www.instagram.com/pannokibakery/

パンの木ベーカリー

鹿児島県霧島市溝辺町3-68

https://www.instagram.com/pannokibakery/

【鹿児島空港周辺】絶景と共に霧島茶のおいしさに感動!老舗茶園の日本茶カフェ「時KIRISHIMA」

霧島市の特産といえば霧島茶。冷涼な気候と火山灰土壌で栽培されるお茶は、香り高く旨みも豊富。そんな霧島茶のおいしさを楽しませてくれる日本茶カフェが2023年8月、溝辺鹿児島空港から車で6分の地にオープン。その名も「時KIRISHIMA」。手掛けるのは大正6(1917)年創業、自社茶畑も持つ老舗茶園「今吉製茶」。
外観同様に店内も白を基調とし、高い天井の開放感あふれる空間。入ってすぐには物販コーナーがあり、「今吉製茶」が手掛ける緑茶や紅茶、ほうじ茶などの霧島茶商品のほか、急須やカップ、砂時計などのお茶を楽しむためのグッズ、さらにパッケージもおしゃれな店内製造のスイーツなども。そしてその奥がカフェスペース。霧島茶を活かしたドリンクやスイーツ類のほか、前日までの予約制で定食スタイルのランチも味わえます。
カフェには霧島連山を望む絶景のテラス席もあります。撮影時の11月には目の前にコスモス畑が広がっていましたが、ネモフィラやポピーなど季節によって様々な花景色も見せてくれるそうです。
まさにステキな時を過ごせる空間で、おいしい霧島茶をじっくり堪能。せっかくなら飲むだけでなく食べても味わってみてはいかが?
中でもおすすめは、霧島茶入りの生地を特注のオーブン「南蛮窯」で焼き上げたふわふわ食感の「霧島スフレカステラ」。写真の有機栽培の和紅茶使用の「きりしまカステラ きょうは紅茶」はフランボワーズソースにパンナコッタも付いて単品770円。霧島和紅茶などの日本茶セットは1100円、コーヒーまたはカフェラテセットは1155円。「霧島スフレカステラ」は抹茶バージョンもあるほか、物販コーナーにて1本1728円で購入もできます。

また、パティシエ手作りのジェラートも大人気。抹茶、ほうじ茶、和紅茶などの霧島入りのほか、安納芋入りなど季節のジェラートも。シングル432円、ダブル648円が店内で味わえるだけでなくテイクアウトも可能。ドライブのお供にもぜひ、どうぞ。

時KIRISHIMA
住所:鹿児島県霧島市牧園町溝辺麓3382-136
電話:0995-55-8039
営業時間:4月~9月:10時~18時、ランチ11時~LO13時30分、スイーツ13時30分~LO17時
     10月~3月:10時~17時30分、ランチ11時~LO13時30分、スイーツ13時30分~LO16時30分
定休日:火曜
https://www.instagram.com/toki_kirishima08/

時KIRISHIMA

鹿児島県霧島市牧園町溝辺麓3382-136

https://www.instagram.com/toki_kirishima08/

【牧園町】センスあふれる“臼木さんち”にランチでお呼ばれ、的な一軒家レストラン「USUKIYA」

鹿児島市内で「ワイン食堂USUKIYA」を営んできた臼木ご夫妻が2022年、霧島温泉郷へと向かう国道223号線に移住。購入した一軒家を鮮やかなブルーに塗り替え、1階の一部を改装し、ゆったりコースランチが楽しめるレストランに。
カウンターキッチンで腕を振るうご主人の姿も見られる二間続きの店内。家具、床などに見られるウッドのほかは白とグレーで統一。別注のテーブルをはじめ、フランスのアンティークチェアやドアなどを随所に配置し、スタイリッシュさとレトロさがバランスよく融合した、実に居心地のいい空間に。まさにセンスあふれる“臼木さんち"に遊びに来たら、ダンディなご主人がステキなランチをふるまってくださって…、といったちょっとしたお呼ばれ感、フレンドリーさも感じさせてくれる雰囲気です。

そんな霧島で暮らす“臼木さんち"で味わえるランチは、前日までにお電話、またはWEBからの完全予約制。内容も「PASTA Lunch」1980円と「USUKIYA Lunch」3300円の2種類を用意。
2つのランチとも前菜3種盛りからスタート。内容は季節によって変わりますが、撮影時は「ベーコンと鹿児島県産ごぼうのキッシュ」、「レーズンを巻いた鹿児島県産チキンのガランティーヌ」、「姶良産南瓜と3種ナッツのサラダ仕立て」が登場。
このあと、「PASTA Lunch」では2種類から選べるパスタが、「USUKIYA Lunch」ではパスタの前にメイン料理が続きます。取材時にいただいた「USUKIYA Lunch」のメイン料理では「鹿児島県大隅産黒毛和牛もも肉のグリル キノコのマリネとイタリア産レンズ豆添え」が登場。添えられるパンは北海道産の小麦粉使用の自家製です。
そして自家製デザート2種盛合せとコーヒーor紅茶を。撮影時は「ガトーショコラ」と「塩キャラメルのアイスクリーム」をいただきました。
2つのランチとも予約時での事前注文となります。定休日も含め、詳しくはHPでご確認を。

USUKIYA
住所:鹿児島県霧島市牧園町宿窪田2657-22
電話:0995-73-5332
営業時間:11時~15時30分(LO14時)
定休日:月曜、不定休あり※HPで要確認
https://usukiya.com/

USUKIYA

鹿児島県霧島市牧園町宿窪田2657-22

https://usukiya.com/

【霧島温泉郷】リニューアルしたロビーとマルシェは日帰り入浴も利用OK!「霧島国際ホテル」

眼下に霧島温泉郷、また晴天時には遥か彼方に錦江湾に浮かぶ桜島も望む絶景自慢の温泉宿「霧島国際ホテル」。宿泊客はもちろん、日帰り客も利用できる温泉は、開放感あふれる露天風呂をはじめ、趣の異なる10種類以上のお風呂に注ぐ源泉かけ流しの白濁の硫黄泉が楽しめます。

そんな霧島国際ホテルは2023年春から館内を大リニューアル。ロビーを一新すると共に、その左手には開放感あふれ、ゆったりとしたソファ席を多数用意するスタイリッシュなラウンジスペースを新設。
ラウンジの一角には焼酎バーが設けられ、鹿児島県産の焼酎12種類、さらにラウンジ内でローストしたコーヒーが楽しめます。焼酎、コーヒー共に専用の500円ガチャを利用して味わうシステム。こちらのラウンジは日帰り温泉客も利用できるそうです。
一方、ロビーの右手には新たなショップもオープン。
「霧島湯けむりマルシェ」と名付けられたセレクトショップ。霧島市の食にまつわるあらゆる産品・サービス・取組・活動を行う「霧島ガストロノミー」が認定する「ゲンセン霧島」の商品をはじめ、鹿児島各地の名品、逸品を数多く取りそれています。さしずめ、スタイリッシュな道の駅といった感じでしょうか。
源泉と厳選の2つの意味を含む「ゲンセン霧島」の逸品たち。おすすめは共通パッケージで7つの茶園の茶葉が選べる「ゲンセン霧島茶」1400円(左)、ごはんのお供はもちろん、さまざまな料理にも大活躍の「伝統麦みそ仕立て 黒豚みそ」864円、黒酢の産地福山町の醸造メーカーが作った「豆乳に混ぜておいしい黒酢ビルベリー」724円。

店内には他にも、薩摩切子や薩摩焼などの工芸品、昨今人気のフレーバー焼酎をはじめとするお酒類、アパレル商品なども販売。新たな霧島土産のスポットとして、ぜひ、お立ち寄りを。

霧島国際ホテル
住所:鹿児島県霧島市牧園町高千穂3930-12
電話:0995-78-2621
営業時間:日帰り入浴11時~15時(最終受付14時)、湯けむりマルシェ7時~11時、14時~22時
定休日:不定
https://www.kirishima-kokusai.com/

霧島国際ホテル

鹿児島県霧島市牧園町高千穂3930-12

https://www.kirishima-kokusai.com/

【霧島神宮前】参道の新名物!ボリューミーサンド&モンブラン系ソフトで人気の「takeout霧花moka」

2022年に国宝に指定された霧島神宮。その参道沿いに新たなテイクアウト店が、2023年8月にオープン。かつてお隣の「焼肉の花粋苑」で働いていたご主人と奥様が営むテイクアウトグルメ店です。「もっと若い層に霧島を楽しんでもらいたい!」と、メニューにはがっつり&映え系も用意。がっつり系の代表格は焼肉店で活躍していたご主人ならではの、お肉愛あふれる2つのボリューミーサンド!
圧力鍋を使わず、5時間コトコトじっくり煮込んでトロトロにした黒豚角煮がみっちり入った「黒豚角煮サンド」1480円(左)、そして鹿児島産の黒毛和牛のブロック肉を店内で手切りにした粗挽きミンチ仕込みの「黒毛和牛ハンバーグステーキサンド」1380円(右)。お肉サンドはもちろん、串切りカットのフライドポテトもどっさり。1パックをカップルでシェアする方々も多いそうです。
映え系メニューの代表は「いもソフ」670円、鮮やかでたっぷりのモンブランクリームは鹿児島県大崎町産の紫芋を使用。そこにお芋もトッピング。また、モンブランクリームの下はたっぷりのミルクソフト、そしてグラノーラ(希望によりグラノーラなしOK)。さらにこの約2倍サイズの「いもソフ大」930円もあります。

基本、テイクアウトですが、お店の前にはベンチもあるので、出来立てをその場で味わうこともできます。国宝に指定された霧島神宮の本殿、幣殿、拝殿参りの前後に、ぜひお楽しみを。

takeout霧花moka
住所:鹿児島県霧島市霧島田口2459
営業時間:11時~16時
定休日:水、木曜
https://www.instagram.com/moca_kirishima/

takeout霧花moka

鹿児島県霧島市霧島田口2459

https://www.instagram.com/moca_kirishima/

おわりに。

どのスポットもグルメのおいしさ、商品のすばらしさはもちろん、スタッフの皆さんが霧島の湯並みに温かく、フレンドリーな方々ばかり。1度寄ったらリピート間違いなし!霧島、ますます楽しくなっています。

地図を見る

Google Mapの読み込みが上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください。

関連するタグ

タグ一覧を見る

関連記事

週間記事ランキング

この記事を書いたフォトライター

PAGETOP