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九州旅行に来たら必ず買いたい!おススメの逸品~お菓子編

旅の楽しみのひとつがお土産えらび。なかでもお菓子は自分用に、家族や職場、友人用に買い求める人が多いのではないでしょうか? 
ただ、その種類も膨大。「何を買ったらいいのか分からない!!」という人のために、今回は地元民がオススメする絶品&話題性抜群のお菓子を厳選して紹介します。帰って食べるのが待ち遠しくなること間違いなしです!

「fattoria da Cosimo」のガトー・ピレネー/福岡県

食の都・福岡は、お菓子のレベルもまた高い街。お菓子も人気のパティスリーから老舗菓子舗まで充実していますが、なかでもご紹介したいのは「fattoria da Cosimo(ファットリア・ダ・コジモ)」絶品のガトー・ピレネーです。
ガトー・ピレネーとは、フランスとスペインの国境にそびえるピレネー山脈地方で作られているバームクーヘンのような伝統菓子。表面はサクサク、なかはしっとりとした食感。食べすすめていくと、香ばしい炭と爽やかな柑橘の香りが口いっぱいに広がります。
これは、ガスや電気ではなく、備長炭を使ってじっくり焼き上げているから。素材は福岡県糸島産の小麦粉のほか、化学飼料を使わない健康な筑前卵や宮崎県産の発酵バターなど厳選したものだけを使っています。
カットして軽くトースターで温めて食べると、出来立てのようないい香りがたちのぼります。
丸みを帯びたパッケージもおしゃれ。創業120年、京都の老舗鈴木松風堂の和紙をプレスして作ったもの。上品で贈答用として贈っても喜ばれます。
炭焼きガトー・ピレネーは1250円(厚み3㎝)から。
店舗のほか、福岡市内の高級スーパー「ボンラパス」の高宮店と六本松店でも販売しています。
fattoria da Cosimo

福岡県福岡市南区高宮4-14-6

http://www.dacosimo.com/

「御菓子司 鶴屋」の丸房露/佐賀県

佐賀を代表する銘菓「丸房露(まるぼうろ)」。佐賀の「丸房露」は丸くて平べったいコースターのような形で、しっとりとした食感が特徴です。
丸房露は5個入432円
佐賀ではほとんどの和洋菓子店で丸房露が作られていますが、そうした丸房露の元祖と伝えられているのがこの「御菓子司 鶴屋」。創業370余年を数える、九州でも指折りの老舗和菓子店です。
丸房露の材料は、小麦、卵、砂糖、そして蜂蜜といたってシンプル。それだけに材料の選定や作り方でその味わいはがらりと変わってしまいます。
生地づくりを機械に任せる店も多いなか、鶴屋では手で生地の状態を見ながら混ぜ合わせるという昔ながらの製法を守っています。さらに、その日の天気や湿度などもみながら微調整するというこだわりよう。
そうした繊細な作業を重ねて焼き上げた丸房露は、ふんわり、しっとりとした食感で、蜂蜜の甘い香りがたまりません。そして噛むと小麦粉らしい香ばしい風味が楽しめます。
佐賀城鍋島藩の御菓子司も務めていた由緒ある菓子舗。旧長崎街道のほど近くに店を構える。本店のほか、JR佐賀駅構内のデイトスにも店舗があります。
御菓子司 鶴屋

佐賀市西魚町1番地

http://www.marubouro.co.jp

「遠江屋本舗」の湯せんぺい/長崎県

「シュガーロード」の出発地点でもある長崎には魅力的なお菓子がたくさんあります。なかでも今回ご紹介したいのが、雲仙銘菓の「湯せんぺい」。
小麦粉に卵や砂糖、温泉水を加えた生地を薄く焼き上げたもので、サクッとした軽い食感が特徴です。
雲仙&小浜温泉を中心に湯せんぺいを販売する店はいくつかありますが、雲仙の温泉街に店を構える「遠江屋本舗(とおとうみやほんぽ)」では、昔から受け継いで来た金型を使い、一枚一枚手焼きで仕上げています。
甘さ控えめで小麦粉の香りがほのかにかおる優しい味。老若男女、だれが食べても「美味しいね〜」と言われそう。
また、せんぺいの模様やパッケージもハイカラで、エキゾチックな街・長崎らしいお菓子なんです。
また「遠江屋本舗」では、予約をすれば湯せんぺい焼体験(1000円・小学校高学年以上から)もできます。旅の思い出にぜひチャレンジしてみてください。
店舗で買う手焼きの湯せんぺいは1枚80円。
JR長崎駅のアミュプラザでも販売しています(手焼きは雲仙の店舗のみの販売)。
遠江屋本舗

長崎県雲仙市小浜町雲仙317

http://www.unzen.org/shop/shop3.html

いきなり団子/熊本県

県内各所で販売
ほっくほくのサツマイモ。それに絡む、ほど良い甘さのあんこ。それらをホールドする、ほんのり塩味の効いたもちもちの皮。
熊本で嫌いな人を見たことがない、みんなに愛される甘味が「いきなり団子」です。想像しただけで美味しそうですが、実際に食べていただきたい! 期待を裏切らない、素朴なご馳走です。
熊本では空港や駅、高速道路のサービスエリア、和菓子屋さん、スーパーなど、さまざまなところで見かけます。いきなり団子専門のお店もありますよ。
「どこのお店が美味しい」と、お気に入りのお店がある人も多いですが、どこで買っても失敗はありません。最近では、お土産用に冷凍で販売しているところもあります。お饅頭と同じくらいか少し大きく、お芋はごろっとした輪切りの大満足サイズ。味もボリュームも、喜んでいただけることを知っているから、ついつい選んでしまうお土産なのです。ご自宅用に買っておくのもお忘れなく!

「サリーガーデン」のシフォンケーキ/大分県

大分川、土手沿いの田園に佇む木造の建物。店内にはグランドピアノと美術家であり染色家の望月通陽さんの作品が配置され、まるでアトリエのようです。作品や窓からの景色はもちろん、カフェに置かれたオールドのイスやテーブルなどさまざまなディテールが心地よく、大分の旅の休憩スポットとしてもおすすめです。
プレーンは1カット324円
そして主役のシフォンケーキ。
使用する卵は、ストレスフリーで育った「安心院元気たまご」。シフォンケーキ自体、材料がシンプルなので素材の良さがそのまま味と香りに出ます。お皿にのったシフォンケーキに、フォークを入れると、両側が盛り上がり、皿底につくまでカットされることはありません。それくらいふわふわなのです。キメの細かい生地と、広がる卵の香り、控えめな甘さ。
自宅で食べるとき、きっと「あーもっと買えばよかった」と思ってしまうとはずなので、多めに購入しておくことをお勧めします。
サリーガーデン

大分県大分市宗方1472-1

http://www.sallygarden.jp/index.html

「お菓子の日高」のなんじゃこら大福/宮崎県

宮崎県民が愛するソウルスイーツといえば、「なんじゃこら大福」。
そのユニークさと美味しさから全国ネットテレビでも常連なので、ご存知の方も多いのでは?
なんじゃこら大福は1個380円
1つで大満足のボリュームと美味しさ。
発祥の店は老舗菓子店「お菓子の日高」。約20年前に「大福まつり」を開催した際にさまざまな大福を考案したのですが、そのときインパクトのある大きな大福を作ろうとなり、人気の「苺大福」「栗大福」「クリーム大福」を一つにまとめて作ったのがはじまりなんだとか。
知らずに食べたらびっくりすること間違いなし!
食べた人の「なんじゃこらー」という声が聞こえてきそうです。
宮崎市内には本店を含む7店舗があります。
そうそう、宮崎のもうひとつのソウルスイーツ「チーズ饅頭」も忘れずに!
お菓子の日高 本店

宮崎県宮崎市橘通西2-7-25

http://hidaka.p1.bindsite.jp/index.html

「国分とらや」の創作生かるかん/鹿児島県

「かるかん」は、鹿児島県民に愛される郷土菓子の筆頭ともいえます。お土産としても定番であり鹿児島のお菓子といえば、いの一番にその名前があがることも少なくありません。
そんな「かるかん」ですが、最近は新しいタイプのものも生まれています。それが鹿児島の老舗菓子店のひとつ“国分とらや"が生んだ「創作生かるかん」です。「創作生かるかん」は、霧島の天然水や特産である自然薯など厳選した素材を使い、従来のかるかんの良さを生かしつつも現代風にアレンジしています。3種類の餡は、それぞれの特徴がありますが特に橘かん(蜜柑餡)のさわやかな甘さは一口で虜になってしまうほどです。
鹿児島県国分市の本店をはじめ、県内に6店舗を展開。JR鹿児島中央駅構内や、隣のアミュプラザでも販売しているので、帰りの新幹線で食べるのも良いかもしれません。
国分とらや 本店

鹿児島県霧島市国分中央1-7-54

https://www.kokubutoraya.com

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