鉄川与助の代表作。赤レンガづくりの教会堂正面に鐘塔がどっしりとそびえている。内部の円柱にはコリント風円柱飾りが施され、大きくとられたステンドグラスが印象的。26聖人に捧げられた教会。平成15年国の重要文化財に指定。
黒島は周囲12kmほどだが、九十九島の中でもっとも大きな島。天主堂は島のほぼ中央に建つ。明治35年(1902)、フランス人宣教師マルマン神父様により建立された赤レンガづくりの重厚な風格、内部はリヴ・ヴォールト(こうもり天井)の豪華絢爛なロマネスク様式。床には有田焼のタイルが敷かれ、ステンドグラスからの優しい光とよく調和している。
江戸時代、まだ禁教の時代にフランス人のために建てられた教会でフランス寺ともいう。現存する日本最古のゴシック建築でナマコ壁など日本の建築技法も取り入れられている。かくれキリシタンが250年の時を経てフランス人神父と出会った場所でもある。踏み絵などの史料も展示。
●平戸島にも温泉がある。従来の田の浦温泉、千里ヶ浜温泉に加えて、新しく平戸温泉が加わった。各宿共通の泉源から引いている。販売機から安値で温泉水を買うことができる。
●露天風呂やホテルの展望浴場から平戸城を眺めながらの日本的詩情はまた格別。
●平戸の海には飛び魚が遊ぶ。海面近くを低空飛行しているのを見たことがあるだろう。これを干したものが名産「干しアゴ」。アゴに串を刺して干す。だから干しアゴ。因みにメザシは目に串を通すからメザシ。
焼いた干しアゴはそのままでも旨い。酒の肴やアゴ茶漬けとして、雑煮のダシの素にも。
イカの宝庫。イカ料理が特産。
●ハウステンボスでは五島牛のステーキをメインにしている。海の交流の要は食の交流の地。洋の東西のグルメが堪能できる。