明治8年(1933)ガルニエ神父が私財を投げ打って再建したローマ・カトリックの教会。北原白秋らが旅をした「五足の靴」でも有名。色とりどりの花で囲まれた真っ白い教会が丘の上に建っている。
ザビエル公園に滞在記念堂がある。戦炎で焼失した以前の教会の一部をそのまま残し、昔の雰囲気が偲ばれる。道路の向かい側に昭和24年、ローマ法王の寄付をもとに建てられたが、平成12年に建て替えられている。
●長崎市の宿は、夜景の煌めきの中にある。モダンな洋風さと、中国風の格調が入り混じった夜の歓楽街はにぎやか。その中に思案橋〜丸山と続く道を上ると、料亭「花月」が今も残る。
●下田温泉は温泉の少ない長崎から海を渡っての湯治客で栄えた。天草灘に沈む夕日の景は日本を代表する夕陽けとして知られる。近海の海幸が山盛りに並ぶ。
夜の街の華やぎを象徴するように味も多彩。長崎チャンポン、皿うどんは独特の具や汁で本場の味。特別メニューは「しっぽく(卓袱)」中国とオランダ料理が一緒になった高級料理、海、山、里の珍味が並ぶ。ハモの湯引きは小料理屋で。