西南戦争最大の激戦区田原坂。そこにある資料館では西南戦争に関する資料が、銃器類・写真・錦絵・実物大の大砲模型など数多く保存展示してある。資料館のベランダからは、戦いの舞台となった半高山や吉次峠を見渡すこともできる。
鹿児島市街のほぼ中央にある小高い山。山頂は桜島と市街地を望む展望台になっている。ここは西南戦争最後の激戦地となった場所で、展望台周辺には西郷洞窟や西郷終焉の地など、遺跡が多く残る。戦うこと7ヶ月、明治10年9月24日薩摩軍は城山において全滅した。
西郷隆盛や大久保利通をはじめ、数多くの明治維新の英傑が生まれ育った鹿児島市加治屋町。鹿児島中央駅から歩いて5分くらいの所で、現在は明治維新の熱い歴史を、わかりやすく、楽しく体感できる「維新ふるさと館」がある。
西南戦争中の明治10年(1877)6月、薩摩軍の軍資金不足を補うために宮崎県の佐土原で発行された軍票を西郷札と呼んでいる。漆で印刷してあり、総数は9万3千枚、総額14万2500円を発行した。松本清張は「西郷札」をもとに一獲千金を夢見た男を描いた。
●玉名温泉は長者伝説があり、湯量が豊富。
●霧島火山帯の中に位置している鹿児島市は、泉源数が約280と県庁所在地では日本一。市内の銭湯のほとんどは温泉で、JR中央駅周辺や天文館など中心部はもとより市内一円に湧き出ている。サウナや露天風呂など充実した施設も多いことでも有名。手ぬぐい片手にさまざまま温泉を満喫できる。
●有明海の海幸が食膳に並ぶ。玉名はラーメンを自慢する。豚骨のスープ味は抜群。
●両棒餅 じゃんぼもちと読む。つきたての小判くらいの小餅に2本の竹串をさして焼き、熱い甘ダレをかけてある。串は必ず2本で、武士の脇差しになぞらえたものといわれている。両棒という名は、ここからきているとのこと。
●美味しさでは日本でも指折りの鹿児島ラーメン。豚骨と鶏ガラをじっくりと煮込んだこくのあるスープと、しこしことコシのある麺が絶妙なコンビネーション。市内のあちこちに専門店が軒を並べる。