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【リポート】レストラン列車で美食を堪能!観光列車《THE RAIL KITCHEN CHIKUGO》で福岡の魅力を味わう旅へ!

福岡で通勤・通学やお買い物など、地域の方が日常的に使っている西鉄電車の路線に、何やら特別な観光列車が走っているそう。しかも、地域の伝統工芸をちりばめた車内で、地元の素材を生かした美食のオリジナルコース料理がいただけると聞いて、さっそく体験してきました!

幻のホーム?乗る前から特別感がいっぱいで、旅への期待もUP!

列車の名前は《THE RAIL KITCHEN CHIKUGO(ザ レールキッチン チクゴ)》。西鉄福岡(天神)駅(福岡市中央区天神)から大牟田駅まで、沿線の筑後の町の伝統工芸や季節のグルメを車内でたっぷり楽しみながらプチ旅行ができる魅力的な列車です。 金・土・日・祝日運行で、ブランチ・ランチ・ディナーのコースがあります。事前にWEBサイト(http://www.railkitchen.jp)から予約を入れて、乗車チケットになるメールが届けば準備完了!
今回は、西鉄福岡(天神)駅を11:50出発のランチコース(8,000円税別)に乗車。普通の電光掲示板には時間が出ていないので、ちょっとドキドキ。予約したチケット(メール)を持って西鉄福岡(天神)駅北口の有人改札を通ると、目の前の画面にこんな表示が!なんだか特別感があって嬉しくなります。

ドリンクもフルーツも野菜もお肉も…コースは全部「筑後の味」づくし!

乗車すると、まずはウェルカムドリンクがお出迎え。あまおうプレミアムスパークリングワインか、季節のフルーツジュース(ノンアルコール)から選べて、この日は梨のジュースです。私がいただいたあまおうプレミアムスパークリングワインは、なんと1本(1000ml)につき約50粒のあまおうを贅沢に使用しているのだとか。グラスを傾けた途端に、イチゴの甘酸っぱい香りがいっぱいに広がってうっとり。やさしい甘さで食前酒にもぴったりです。
席へ案内されると、可愛いアミューズがセットされています。わくわくしながら経木(きょうぎ)の包みを開けると、中にはうきは市産のオリーブの実の塩漬け、はかた地鶏の鶏レバーのクロスティーニが。
はかた地鶏の鶏レバーのクロスティーニ

クラフトビールや地酒の呑み比べセット、八女茶など料理に合うドリンクも充

これはワインが合いそう…というわけで、ドリンクメニューの中から久留米の巨峰葡萄酒を。キリッとドライな味わいとほのかに香る巨峰の香りがさらに食欲をそそります。
次は、柳川市の新開ジャガイモ、三潴町のロマネスコ、八女市の華たちばななど、地域の新鮮な野菜や果物の味を存分に味わえるベジタブルプレート。素材のおいしさが際立つ一品です。
お肉料理は、うきは市のリバーワイルド・ハム・ファクトリーの豚肩ロース!自然な甘みのあるジューシィで柔らかなお肉は、博多な花おいしい菜の苦みのある味と絶妙にマッチ。

世界初の「ピザ窯つき列車」で生地から作った焼き立てピザを堪能!

そして、この列車の名物でもあるのが「旬野菜のピザ」。実は、《THE RAIL KICHEN CHIKUGO》には、世界初の列車内のピザ窯があり、生地から手作りで、私たちがお料理をいただいている間に焼き上げられるんです。
「今から焼きますよ」と教えていただき、みんなでピザ窯のある2号車へ。城島瓦のウォールデコレーションの施してある通路を通り、ピザが焼き上がるところを目の前で見学。
この日は博多な花おいしい菜と博多新ごぼうのピザ。シャキシャキの野菜と焼き立ての生地、ピザなのにあっさりしていていくらでも食べられそう!
トッピングの野菜だけでなく、ピザ生地の小麦も福岡県産のものを使用。車窓に広がる風景の中で育ったものをいただいていると思うと、なんだか感慨深いものがあります。
コースの終わりは、パリの「LES TROIS CHOCOLATS(レトロワショコラ)」のチョコレートを。ショコラティエの佐野恵美子さんは、福岡の人気スイーツ店「チョコレートショップ」の3代目。日本の食材を活かしたオリジナルショコラは、中村園(八女市)のハーブディーとも相性抜群。3種類のオリジナルブレンドティーの中から、一番人気だという和紅茶とカモミールのブレンドをいただきました。

乗車した人だけが味わえる、お料理以外の楽しみもいっぱい!

途中、駅員さんや沿線上のお店、幼稚園など、あちこちで《THE RAIL KITCHEN CHIKUGO》の旗を振ってくださる嬉しいおもてなしも。特別乗車券の切符切り体験、車掌さんの絶妙なトークや記念撮影タイムなど、終始和やかなムードの中、約2時間半の旅は、あっという間に終了。車内に笑顔が溢れる中、大牟田駅に到着です。
THE RAIL KITCHEN CHIKUGO

福岡(天神)駅

https://www.railkitchen.jp/

オープン1ヶ月で来客者数10,000人超えした人気スポット《ROOTH2-3-3》

降車後は、西鉄・JR大牟田駅から徒歩4分の場所にある、大牟田で話題のおしゃれなインスタ映えスポット《ROOTH2-3-3》へ。2018年8月にオープンして以来、幅広い層の人が集える場所として人気を集めています。

気分はニューヨーカー!赤煉瓦の建物でこだわりのコーヒーとドーナツを

三池炭鉱で使用されていたという赤い煉瓦が印象的なこの建物は、もともと米蔵として使用されていたもの。開放感があると同時に、不思議と落ち着くこの空間では、NY文化からヒントを得たというコーヒーとドーナツ、新聞とアナログレコードという独特の組み合わせが楽しめます。
 メニューは、注文ごとに一杯ずつ淹れたしっかりした味わいのコーヒーや、彩り豊かでかわいい全16種類のドーナツ、自家製のフルーツシロップを使用したソフトドリンクなどなど。テイクアウトもできるドーナツは、お土産としても人気。定番人気はクレームブリュレとチーズケーキだそう。

懐かしい魅力に浸りながら、新たな情報をキャッチ&リリース

また、カフェ利用者は誰でも自由に読むことができる「新聞ライブラリー」も設置。一般紙のほか、全国きのこ新聞、電波新聞、溶接ニュースなど、約60種類の個性的な新聞が並び、目を引きます。 これは、周りに情報があふれる現代社会の中で、「新聞を読む」という自ら情報を得に行く行動と、そこから生まれるコミュニケーションを大切にしたいという思いから取り入れられたものなのだとか。
ROOTH 2-3-3

福岡県大牟田市不知火町2-3-3

https://rooth1228.com/

まだまだ楽しみが増えそうな筑後への旅!季節毎に変化があるので見逃せない

お料理だけでなく、サプライズやおもてなしがいっぱいで、とにかく楽しくて美味しい時間を過ごせた《THE RAIL KITCHEN CHIKUGO》の旅。季節毎にメニューも変わるので、何度でも乗りたくなります。列車で筑後を味わった後だと、なんだかこの街に親しみが湧いてきます。これからもっと、いろんな筑後の魅力を知りたくなる旅でした!

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