国内有数のツルの渡来地として知られる鹿児島県出水市。ツルの渡来数だけではなく、実はほかにも“日本一”といわれる人気スポットが点在します。ツルの飛来地を訪ねた後は、日本一大きな鈴や大きなお地蔵さま、日本最古の禅寺など、出水(いずみ)の歴史をたどりながら、パワースポット的な神秘さを秘めた寺社仏閣めぐりを楽しんでみませんか。
巨大な2羽のツルが出迎えてくれる「箱崎八幡神社」。鮮やかな朱色が美しい神門をくぐり見上げた先には、日本一の八幡大鈴が。伊勢神宮御鎮座二千年・平成10年の記念事業で「成せば成(鳴)る大願成就の大鈴」として造られました。「神門を造るからには日本一のものを造りたい」という思いのもと造られた大鈴は、なんと高さ4メートル、直径3.4メートル、重さ5トンと目を見張るほどの大きさです。青銅製で厚さは約1センチ。表面は総金箔張りで、出水に飛来する特別天然記念物のツル8羽が浮き彫りになっています。昔から日本では“邪"をはらう力が宿るといわれる鈴。響き渡る大鈴の音に身も心も清められる思いです。
江戸初期からの面影を残す石垣が連なる出水市野田町。薩摩・島津家発祥の地で武家屋敷群の趣が残る町並みを歩いて向かうと、2体の仁王像が出迎えてくれる「感応禅寺」。建久5年(1194年)に島津家初代忠久公によって創建された日本最古の禅寺の一つといわれ、島津家の菩提寺として栄えました。明治時代に起きた廃仏毀釈(※)の中で奇跡的に残された仏像や書画の数々が今でも保存されています。
※廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)…明治時代に神仏分離をきっかけに起きた仏教を排除しようとする運動。
さて、最後は出水市本町の中央商店街を見下ろす位置にある八坂神社へ。ここには、台座まで含めると、その高さ何と4メートル20センチ(腰回りは3メートル20センチ)にもなる大きなお地蔵さまが鎮座しています。お地蔵さまというと、小さくて愛らしいイメージですが、初めて目にするとその大きさにビックリ! 大正時代末期に真言宗の僧侶・斑目仏師によって建立され、一刀彫りの地蔵菩薩としては大きさ日本一といわれています。交通安全、無病息災、子育てや延命などの御利益があり、毎年10月には供養祭も行われるなど、地域の人々に愛されているお地蔵さまです。今日も通りと出水の人々を見守るように優しい目線を注いでいます。
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