世界文化遺産
純和風木造の旧教会堂。すぐ側にオレンジ色のモダンな新教会が建ち、新旧のコントラストが美しい。
1881年に島西側の浜脇教会として建てられ、その後1931年に島の東側にある五輪港側に移築。五輪と早崎地区、日本最少有人島の蕨小島(わらびこじま)の信徒の信仰のよりどころとして、新しい教会堂が建つ1985年まで大切に使われてきた。
今はすぐ側に建てられたオレンジ瓦で葺いたモダンな新教会堂が使われている。
二度の取り壊しを免れた教会堂は現存する初期の木造教会の代表作として1999年に国の重要文化財に指定された。
久賀島は平坦な土地が少なく周囲を崖に囲まれていたため、五輪地区の信徒は浜脇教会まで陸路で通うことに難儀していた。
1931年に浜脇教会を新教会に建て替える際、五輪、早崎地区と蕨小島の信徒達の願いで五輪港側に移築されることになった。
一旦解体して旧教会の材料を船で運び、五輪で組立て完成させた。
50年余を経て、潮風や経年劣化により老朽化が進んだため、取り壊して跡地に新教会堂を建て替えの話が出たが、解体寸前に文化財として保護することが決まり、取り壊しの難を逃れた。
住所 | 五島市久賀島五輪地区 |
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利用料金 | 無料 |
駐車場 | 無し |
アクセス情報 | ・バス・レンタカー無し ・久賀島田ノ浦港から五輪集落まではタクシーで40分(料金は3,500~4,500円) ・海上タクシーがおすすめ |
その他 | トイレあり ※教会堂見学は事前連絡をお願いします https://kyoukaigun.jp/reserve/agreement.php?cid=14 |