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屋久島
世界遺産の屋久島はすべてがパワースポット。普段の生活とは違う太古の自然の中で、新しい自分に出会う体験ができるかも!森・渓谷・滝・海と、2泊3日で屋久島の自然を満喫する旅をご紹介します。
記事でご紹介した高速船ルートのほか、大阪国際空港(伊丹空港)・福岡空港・鹿児島空港からは、屋久島空港への直行便も就航しています。屋久島の滞在時間を長くとりたい島好きさんには、空路もおすすめですよ。
※2018年11月時点の情報です。
屋久島へは、飛行機かフェリー、高速船で行きます。
今回は、鹿児島本港から高速船トッピーに乗りました。季節によってダイヤが変ったり、経由便があったりするので事前に必ずチェックすることをおススメします!
直通便で2時間のフェリーの旅でしたが、屋久島の期待感から全然眠れずアッという間でした。
まずはレンタカーを借ります。屋久島は観光スポットが島中にあるため、自由に移動できるレンタカーがおススメです。それでは、屋久島1周ドライブ2泊3日の始まりです。
屋久島の情報確認は屋久島観光センターサイトが便利です。
屋久島観光センター http://www.yksm.com/
かの「もののけの森」で有名な白谷雲水峡へ。想像していた通りのアニメの世界が広がっていました。樹齢3000年と言われる弥生杉もとても迫力がありました。1時間コース、2時間コース、4時間コースと3コースあるので、次の予定や体調と相談して自分に合ったコースを選べるのもうれしいです。滑りやすいところも多いので、歩きやすい恰好と靴は必須です。飲み物も常備しておきましょう!どこもかしこも絵になるので、撮影しまくりでした。
屋久島のことなら何でも知っている屋久島の総合インフォメーションセンターです。食事もできるし、お土産物も充実しています。また各種ツアーの申し込みや、登山靴もレンタルもできます。
ランチはここで屋久島名物をいただきます。飛魚の刺身は新鮮で、鹿肉料理も食べられます。中でも、飛魚ラーメンが人気で、つるつるの麺に出汁もしっかりしていて、汁まで完食しました!
樹齢500年以上といわれる巨大なガジュマルをはじめ、亜熱帯の植物が多く見られる屋久島最大のガジュマル公園です。ガジュマルは、屋久島や沖縄に自生している樹木で、観賞用としても人気です。
永田川の流れに乗って屋久島の奥岳から運ばれてくる風化花崗岩の白砂と、海のコントラストがとても綺麗な浜です。約1kmある砂浜を歩くだけで開放的な気分になれます。
5月~8月は、アカウミガメが産卵しに上陸します。その数、なんと日本一。8月~9月は、産まれた赤ちゃんガメが海へ帰っていく様子も見ることができます。
世界自然遺産登録地を唯一車で通れる場所で、長さが約20kmあります。手つかずの自然は森のトンネルの中をとおっているようで気分がリフレッシュされます。野生のヤクザルやヤクシカの生息地でもあり、その遭遇率は90%以上。この日も、何度も遭遇しました。その度に車を降りて、ごあいさつ。ただし、猿は目が合うと襲ってくる可能性があるので、見過ぎないように注意してください。
「日本の滝百選」にも選定されている、落差88mの豪快な滝を間近で見ることができるスポットです。
滝壺の近くまで歩いて行くことができ、近くに行くと、音や水しぶきがすごくて圧倒されます。夏は絶好のクールスポットです。大雨の後は水量が増え、もっと豪快なしぶきがあがるらしいです!
1日目は部屋から大自然を望める「屋久島いわさきホテル」に宿泊です。夕食も、ホテル内の最上階にあるレストラン「テイスト・オブ・フォレスト」で。海の幸、山の幸がたくさん味わえる会席料理や西洋料理、屋久島の食材を使った創作料理など季節の味が楽しめるお店です。この日は会席料理を注文しましたが、一品一品が絶品でした。
また、オリジナルデザート「La・ヤキイモ」は、焼き芋の美味しさをそのまま閉じ込めていて、お腹いっぱいでもパクッと食べれました。
モッチョム岳のマウンテンビューと、オーシャンビューの二つの眺望が楽しめる究極の癒しの空間で、屋久島に来たらぜひ泊まりたいホテルです。ホテルのロビーは気持ちの良い吹き抜けになっていて、ヤクスギを模したオブジェが迎えてくれます。プールや、フィットネスといった施設も充実していて、時間を忘れて楽しむことができます。
泊まったお部屋は、屋久杉の年輪をモチーフにしたオリジナル家具で統一されていて、やすらぎに満ちていてぐっすり眠ることができました。
2日目も屋久島をいっぱい楽しみます!まずは樹齢1800年の仏陀杉など多くの原生林を鑑賞できるヤクスギランドへ。面積が約270haという広大な森で、30分~150分までの4つのコースがあり、手軽に、またじっくりと太古の大自然を満喫できる場所です。江戸時代、屋久杉は重宝されていて、年貢の代わりに納めていたと言われています。その当時に、切られて残った屋久杉も多く残されています。 この日は人が少なく、静寂で緑豊かな森を散策できました。
紀元杉は、樹高19.5メートル、胸高周囲8.1メートル、推定樹齢3,000年といわれています。屋久杉の中でも最長老級の樹齢を誇り、屋久島の象徴的存在です。車窓から見ることもできます。
ここからは海側へ出て、屋久島ならではの滝をめぐってみましょう。 このエリアはモッチョム岳の裾の巨大な花崗岩の岩盤を鯛之川が刻んで、壮大なV字谷の景観をつくりだしたもので、滝の落差は約60メートルです。滝の左側にある岩盤は、まるで千人が手を結んだくらいの大きさということで「千尋の滝」と呼ばれています。現在は近くまで行くことができませんが、撮影スポットが用意されています。
日本では珍しい直接、海に落ち入る滝です。落差は約6mですが、水の勢いを感じました。展望台からは、鯛ノ川の赤い橋とモッチョム岳も見ること出来る絶景ポイントになっています。 トローキという名は、滝の音がとどろくことからついたとされています。
2日目は少し早めに宿へ。宿泊は、大自然の絶景と天然温泉が自慢のJRホテル屋久島。東シナ海から太平洋へと続く大海原が見渡せる眺望が素晴らしく、夕陽が落ちるときは絶景です。
大浴場や露天風呂からも大海原を一望でき、屋久島の海にゆったりと浸かるひとときは極上の時間です。登山靴洗い場があったり、朝食をお弁当に変更できたり旅行者にうれしいサービスも充実しています。
注目!こちらもオススメ!屋久島の観光ホテルなら、「sankara hotel&spa 屋久島」もおすすめです。楽園気分でくつろげる空間はウェブサイト(http://www.sankarahotel-spa.com/)でチェックしてみて。
大自然の中アクティブに楽しみたいということでカヌー体験へ。初心者でも安心、まずは陸で簡単な講習を受けます。そして、おそるおそるスタート。最初はぎこちない動きで、思い通りの方向へ行けませんが、慣れてくるとスーイスイ。川を上って、森の中へ。もう終わり?というほどあっという間の時間でした。私が受けたのは、9~12時までの、3時間コース。年中体験ができますが、前日までの予約が必要です。
屋久島観光センターへお問い合わせください。
ゆったりとした安房川河畔に浮かぶガラス張りのオシャレなお店、「散歩亭」でランチ。地の食材をたっぷり使った料理が楽しめます。ランチは季節のサラダとメイン2種が選択でき、ドリンクは屋久島さんのパッションタンカンを使ったジュースなどがあります。夜はバーとして人気で、創業は昭和50年と歴史あり。川に面したテラス席も気持ちいいです!
屋久島の思い出を語りながらゆっくりとランチを味わいました。安房港からも近いので、とても便利です。
2泊3日の旅行もついにおしまい。帰りも高速船で2時間。旅の思い出に浸りながら、ぐっすり寝ることもできます。安房港にはお土産も売っているので、買い忘れのないように。
アクティブに動き回って体は疲れましたが、心は大満足でした。まだまだ行きたいスポットが多くあり、2度・3度と行きたくなる島でした。