あやまる岬は、奄美大島の最北端に位置する奄美市笠利町の北東部にある、太平洋につき出した岬。奄美十景、新鹿児島百景の一つ。こんもりと丸い地形が綾に織りなす「まり」に似ていることから、その名がついたといわれます。東の水平線に喜界島、北はトンパラ岩を望み、岬の周りはサンゴ礁、眼下にはソテツジャングルが亜熱帯の風情を醸し出しています。
奄美・龍郷への潜居を命じられた西郷隆盛は、3年余りをここで過ごしました。当時の木造家屋が原型をとどめており、勝海舟の揮毫(きごう)による石碑や縁の品が公開されています。西郷隆盛は、奄美大島到着後、三度も居住宅が変わっており、記念碑があるのは最後に暮らしたこの場所だけです。この近くの小浜の家からは、龍郷湾と対岸の美しい山なみを望むことができ、その山並みを西郷は、桜島に見立て眺めていたと地元には伝わっています。(個人が所有・管理している施設で、敷地も私有地となっております。)
奄美地域に生息するオオトラツグミ、アマミヤマシギ、アマミノクロウサギなど希少な野生生物や固有の生態系の調査研究、保護増殖、普及啓発等の事業を総合的に推進するための拠点として、2000年4月にオープンした国内で7番目の野生生物保護センターです。奄美地方の伝統的な倉庫・高倉をイメージした外観で、アマミノクロウサギの模型、奄美諸島の森の大型グラフィック、「奄美の森の生き物たち」の実写映像などが観賞できます。奄美の素晴らしさに感動し、人と自然の共生について考えさせてくれる施設です。
大浜海浜公園を奥へ進むと見えてくる円形の建物「奄美海洋展示館」は、奄美の海と人、自然との営みや、奄美独特の貴重な魚介類を展示しています。ただ見て歩くのも楽しいし、サンゴの生態をじっくり観察してもおもしろい施設です。海に入る前に1度見ておくと参考になるでしょう。奄美の海の素材を使ったハンドクラフト体験もできます。
シドニーオリンピック(2000年)で女子マラソンの金メダルに輝いた高橋尚子選手がトレーニングに励んだコース。トライアスロンのバイクコースでもあり、UPダウンの起伏に富んだコースだが、東シナ海と太平洋を臨むことができ、景観も素晴らしいロード。
現在の天皇陛下が皇太子時代、美智子妃殿下と砂浜を散策されたことからこの名がついたビーチ。サンゴ礁に囲まれた白い砂浜が1.5キロ に渡って続いています。カラフルな熱帯魚が見られるシュノーケリングスポットとしても人気。