新原・奴山古墳群(しんばる・ぬやまこふんぐん)は、沖ノ島祭祀を行った古代豪族宗像氏の墳墓群です。優れた航海術を持ち、対外交流に従事した宗像氏は、5~6世紀にかけて入海に面した台地上に墳墓群を築きました。前方後円墳5基、円墳35基、方墳1基の計41基が現存しています。新原・奴山古墳群からは、沖ノ島へと続く海を一望することができ、沖ノ島に対する信仰を支える宗像地域の人々の存在を証明します。
辺津宮(へつみや)は、宗像大社を構成する三つの宮の一つで、宗像三女神信仰の中心地です。旧入海に面した宗像山中腹では沖ノ島と共通する祭祀が行われていました。
遺跡の一部は高宮祭場として整備され、現在も神事が行われています。現在の本殿・拝殿は16世紀末の再建で、国の重要文化財に指定されています。
宗像三女神の一柱である市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)が祀られています。
宮地嶽神社は息長足比売命(おきながたらしひめのみこと)を主祭神としてお祀(まつ)りしており、開運、商売繁昌にご利益があるとされる神社で、各地から多くの参拝客が訪れる。朔日(ついたち)参りが行われており、毎月1日午前0時から一番祈祷祭が斎行される。参道には土産店・飲食店が軒を連ねるが、この日は深夜も営業し、多くの参拝客で終日にぎわう。風格の漂う注連縄(しめなわ)は重さ5トン。大鈴と大太鼓もあり、宮地嶽神社の“3つの日本一”とされ、有名。8つの神社を巡る「奥の宮八社参り」は、それぞれ違うご利益のある神社を散策しながらまわることができるので、訪れた際には是非。桜や菖蒲など、季節には花が咲き乱れ、敷地内に民家村自然広苑や、馬・ポニー・ヤギのいる小さな動物園があるなど、子供達も楽しめる。帰り道に階段の上から見る景色は、遠くの街や海まで見渡せ、絶景だ。