東京、京都、奈良につぐ国博で、規模は東京に次ぐスケール。
国博を中心に、一日中博物館で学びの時を送ろう。周囲は太宰府天満宮の森、恵まれた環境だ。
これを機会に、吉野ヶ里や古代の日本の防衛ラインの跡を辿ってみる。朝鮮半島から進攻された時を想像しての防衛施設「水城」や、実際にあった元(中国)からの攻撃防護策としての石垣「元寇防塁」など、当時を物語る遺跡が残されているのは驚きといえる。
それにしても、往時の日本、特に半島に近い九州が、いかに海外との交流が深かったかも肌に感じる。古代史は、まだ究明されていないが、見果てぬロマンを呼び覚ます。
最後に、鏡山に登って万葉の時代、ひれをふって防人を見送ったという故事にふれながら旅を終えよう。
このコースではとりあげなかったが、熊本県山鹿市の鞠智城は見ごたえがある。水城、基肄城と同じ時代の兵站基地として作られた。復元された現地には当時を偲ばせる防人とその妻などの像や資料館がある。
博多駅~(20分・JR)二日市駅~(約40分・バス)太宰府市~(西鉄電車5分)二日市温泉
二日市温泉~(10分・JR)大野城市~(約15分・JR)基山町(20分・バス)吉野ヶ里 ~(30分・バス+20分・JR)武雄温泉~(40分・バス)嬉野温泉
嬉野温泉~(30分・バス)武雄~(90分・JR)唐津市~(110分・JR)博多駅
嬉野温泉~(30分・バス)武雄~(90分・JR)唐津市~(30分・バス)呼子~(70分・フェリー)印通寺~ (20分・バス)郷ノ浦~(140分・フェリー)博多港~(20分・バス)博多駅