水は命・河童は心
九州はカッパ王国である。美しい川の流れとカッパは切っても切れない仲、さらに、中国とも近い九州はカッパの中国からの移住説も加わる。
カッパの話、まつわる民話は、各地にさまざまな形で残る。どこも「俺のところこそカッパの祖」と胸を張る。このコースでは、一応、カッパの形、物語のカタチや像が現存している場所を選んで仕立てた。
(カッパ話を祖系に辿ると民俗学の分野に入り込んでしまう。)
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ところで、九州のカッパは、明るく、大らかで、憎めない。人間の分身のようである。
これは「カッパ文学」の祖というべき、火野葦平、清水昆、原田種夫、のグループの功績に負うところが大きい。お陰で九州のカッパ連には陰湿さがない。彦一とんち話(八代)のカッパも明るい。
荒唐無稽とはいえ、人々は信じている。だから物語や、証拠の品々も残る。楽しい旅が出来る。
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河童(河伯)の文字は「日本書紀」に記されている(後藤光秀氏)という。
九州での河童王国は昭和62年に八代で「河童共和国」が誕生し翌年全国の「河童連邦共和国」が東京で設立されたのが矯矢とされ、以後九州各地で設立されてきた。現在では9つの共和国があるようだ。
この項は「九州河童紀行」九州河童の会編・葦書房刊を参考にしました。
北九州空港~(40分・バス)小倉~(7分・JR)戸畑~(約20分・タクシー)若松~(20分・JR)折尾~(28分・特急)博多~(85分特急)有田~(松浦鉄道23分)伊万里~(松浦鉄道23分)有田~(23分・JR)武雄温泉
武雄温泉~(23分・JR)佐賀~(20分・JR)鳥栖~(約10分・JR)久留米~(26分・JR)田主丸~ (26分・JR)久留米~(約40分・九州新幹線)熊本~(約80分・バス)菊池~(約80分・バス)熊本~(11分・九州新幹線)八代~(12分・肥薩おれんじ鉄道)日奈久
日奈久~(12分・肥薩おれんじ鉄道)八代~(約30分・九州新幹線)川内~(約60分・タクシー)湯之尾滝~(約45分・バス)鹿児島空港~(60分・バス)鹿児島中央駅