謎のSPOTに踏み込んでみよう。
摩訶不思議なゾーンもあるものだ。大きな岩が一定の秩序の元に並んでいたり、石が環状に敷きつめられていたり‥‥科学の力を借りても、「どうして」という疑念ははれない。
自然の偶然の産物ではない、どうみても人為的な所産の「ミステリアスなことがら」。
私たちは、世界のミステリー現実を識っている。例えばイースター島のモアイ石造群、ナスカ平原の巨大な地上絵など、宇宙人の仕業(しわざ)としか思えない。心の翼を広げて勝手な想像を思い描く。
そんな遠くまで行かなくても、ミステリーな現場は身近かにある。
それぞれ趣の異なるSPOTを訪れることにしよう。探検ではないので誰でも訪れやすく行動しやすい地を選んでみた。国東半島のストーンサークルや環状列石、(少し主旨は違うが)鬼のミイラ、阿蘇のペトログラフが刻まれた押戸石の群‥‥。いつ、誰が、どうして‥‥?と5W2Hの疑問はつきない。理解に苦しむところがミステリーのミステリーたる由縁だ。
世に(キリストが東北地方まで来たという)竹内学説なるものもある。UFO、宇宙人の悪戯とも思える。
現場に立つとき、歴史や考古学とは別の次元の推理力、直感力が試される。
× ×
阿蘇の広大な自然を前にして、押戸岩から携帯で友人に電話して、「いまペトログラフを前に電話してる」と映像を送る、送りながら、携帯の不思議も改めて身につまされる。そしてテクノロジーを越えた不思議な世界がまだまだ、あることに驚く。
現代とは、まことミステリーだらけ‥‥。
ともあれ謎のSPOTに踏み込んでみよう。
大分~(70分・バス)大分空港~(50分・バス+20分・JR)豊後高田~(50分・バス・20分・JR)真玉町~(20分・タクシー)宇佐~(30分・JR)別府
別府~(60分・バス)杵築~(50分・タクシー)宇佐~(タクシー・40分)別府~(150分・バス)黒川温泉
黒川温泉~(20分・タクシー)南小国~(50分・バス)阿蘇~(40分・JR)立野~(60分・バス)高森~(70分・バス)高干穂~(70分・バス)高森~(60分・バス)立野~(15分・JR)肥後大津~(20分・タクシー)阿蘇くまもと空港~(45分・バス)熊本