このルートはおおむねその修験の地を選んだ。
山の頂きに、修業の窟があり、御堂が建っている。そこに到るにはトレッキングなみの険しい地が多い。よじ登るのは大変だ。
しかし、麓の平坦地に「分院」があり、そこからも拝める。
宿坊を備え、座禅修行の出来る地もある。
霊地めぐりは観光気分で行かないこと。山の神が怒る。古くからのみ仏が鎮まっている。寺院はどこも「見せてください」でなくて「お詣りさせてください」が鉄則だ。
その地は修行のための地である。
かつては幾日もかかったそれらの霊地めぐりも、随分と楽な旅になった。
神、仏に近づく祈りの杖が団塊の世代に多くなった―。
山の霊地は多いが海の霊地・聖地とされるのは意外と少ない。この度の旅は、まず海の聖地をとり入れた。代表格は宗像大社(三つ社がある)。遥か沖に浮ぶ沖ノ島は古くから女人禁制の島として知られている聖なる島だ。祭の日には、宗像大社から船で神職が祀りに赴く。途中の島・大島(には中津宮が祀られる)までは定期便もあるからお詣りできる。
玄界灘の荒波の中に鎮まる神を拝み、直会の新鮮な魚料理が楽しみだ。
久留米の高良大社は森厳そのもの、ここしか残っていない神籠石が断続的に残っている。
別府~(75分・バス)大分空港~(30分・バス)国東~(50分・タクシー)豊後高田~(10分・バス)宇佐~(35分・JR)宇島~(40分・バス)求菩提山~(40分・バス)宇島~(70分・JR)中津
中津~(15分・JR)行橋~(20分・JR)城野~(60分・JR)添田~(15分・JR)後藤寺~(50分・JR)城野~(70分・JR)西小倉~(35分・JR)東郷~(30分・JR)博多
博多~(30分・JR)久留米~(35分・バス)福岡空港又は(30分・JR)博多