日経新聞が全国の駅舎の中から、「訪れる価値ある駅舎」のベストテンを特集した(平成19年4月2日)。駅舎の歴史的意義と価値を専門家23人に聞いてランクづけした。全国の私鉄、JRすべての中から、九州では、なんと5つが選ばれた。 その5つを丹念に旅する。それに、話題の駅、土地を加えた。 JRに乗っていくのがベストの行程だと思う。 × × まずは九州最北端の門司港駅、バナナの叩き売りの発祥地だ(別項)。国重要文化財(第一巻・近代遺産の項)。 目の前には同じく国重要文化財の旧門司三井倶楽部(移築されたもの)。二つの重要文化財が向き合っている。ゆとりがあれば旧門司三井倶楽部にも立寄りたい。 折尾駅は、炭鉱産業と共に栄えた貴重な建物で、立体交差の下の線路(筑豊線)は若松まで続く。(現・福北ゆたか線)。かつては、石炭を満載した貨車が走っていた。団塊世代には懐かしい名物「かしわ飯」の売り子さんが立っている。 博多からの「ゆふいんの森」号はボディーも車内もスマート。九州一の筑後平野を抜けて、あこがれの由布院へ。駅舎の前には馬車も待っている。 九州横断特急で竹田駅を通る頃、車窓の右に久住連山、左に祖母の山並みの景がよい。人吉へ向う肥薩線の球磨川沿いの眺めはチリ一つなく美しい。(第一巻・日本一の車窓風景)
北九州空港~(49分・バス)小倉~(14分・JR)門司港駅~(46分・JR)折尾駅~(58分・JR+90分・特急)由布院
由布院~(46分・特急)大分~(252分・JR)人吉駅
人吉~(30分・タクシー)大畑駅~(71分・JR) ・嘉例川駅~(約60分・JR)鹿児島中央駅・嘉例川駅~(20分・JR)国分~(23分・バス)鹿児島空港
・上記時間は、移動所要時間の目安です。乗継、乗換え時間は含んでおりません。
・JR利用の場合、長距離=特急、急行列車・短距離及び地下鉄=各駅停車の所要時問です。
・地方の路線バス利用は、本数が少なく、場合によっては、最初からタクシー利用の時間で記載しています。