緑茶の生産量が静岡に次ぐ第2位という茶処・鹿児島。日本の紅茶生産の先駆けとなった地には、国産紅茶にまつわるさまざまなストーリーがある。
鹿児島県枕崎市は、1931年に国内で初めてアッサム種の露地栽培に成功したところ。県の紅茶試験地が置かれたのもそのためである。温暖な気候が栽培に適していたのだ。紅茶は枕崎の基幹産業になった。
戦後は国内消費を見込んだ国が紅茶振興計画を発表し、1961年には日本で唯一の紅茶専門の研究機関、農林省茶業試験場枕崎支場(現在の独立行政法人野菜茶業研究所)が設けられた。まもなく、誕生したのが「べにひかり」だが、1971年の紅茶輸入自由化の影響で世には出ず、”幻の紅茶“と言われた。
しかし、かつて生産に携わったプロたちが立ち上がった。2002年に発足した「枕崎紅茶研究会」の人たちである。野菜茶業研究所で研修を積み、試作した茶葉の吟味を重ねて2003年に「枕崎紅茶」を初出荷することができたのだ。全国のファンから問い合わせや注文が殺到したという。生産者の”顔“がうかがえる安心感のある国産紅茶。鹿児島、佐賀、大分で飲み比べてみたい。
鹿児島~(40分・バス)鴨池港~(60分・フェリー)垂水港~(60分・バス)鹿屋~(60分・バス)垂水港(60分・フェリー)鴨池港~(40分・バス)鹿児島~(160分・バス)姶良市~(160分・バス)鹿児島~(60分・JR)指宿
指宿~(90分・JR)枕崎~(20分・JR+40分・バス)南九州市~(40分・バス+120分・JR)鹿児島中央~ (120分・九州新幹線)鳥栖~(40分・JR)武雄~(30分・バス)嬉野
嬉野~(30分・バス)武雄~(40分・JR)鳥栖~(180分・JR)大分~(20分・JR)杵築~(60分・バス)大分空港又は(90分・JR)大分駅