長湯温泉

大分県竹田市~歴史と自然の風薫る町~

 大分県の真ん中あたり、久住山系の東の麓、竹田市直入町にある長湯温泉。歴史は古く8世紀半ばには存在していましたが、江戸時代以降に入湯施設が整い始めました。現在は、田園風景の中、芹川沿いに湯宿や立ち寄り湯、温泉旅館等が多く点在しています。
 「飲んで効き 長湯して利く 長湯のお湯は、心臓胃腸に血の薬」。これは長湯温泉の最大の特徴である「炭酸泉」の効果を讃えた昭和初期の言葉です。湧出量や炭酸ガス濃度は世界屈指とも。炭酸泉は入浴によって、代謝アップ、整胃腸、疲労回復等のさまざまな効果があるといわれていますが、飲泉もミネラルが豊富で血行促進によいとか。温泉街には「飲泉所」がいくつかあるので、立ち寄って飲泉してみましょう。
 飲泉所や温泉施設のデザイン、温泉療養の考え方に強い影響を与えているのがドイツ。長湯温泉がある直入町はドイツの温泉療養地と姉妹都市提携を締結。現代の湯治のあり方を真剣に考え、積極的に実践している温泉地なのです。

爽快感100%! 絶景が広がる「くじゅう高原」

 大自然を満喫したい方は、阿蘇山やくじゅう連山を背景に雄大な景色が広がる久住高原を、車やレンタカーで訪れてみるのがおすすめ。澄んだ空気と自然を体感でき、春には国指定天然記念物のミヤマキリシマ、秋には紅葉を楽しむ登山客でにぎわいます。
 阿蘇五岳・久住高原が一望できるビュースポット「沢水(そうみ)展望所」、約20万平方メートルの広大な敷地に、春から秋にかけて500種類500万本の花々が咲き誇る「くじゅう花公園」、濃厚なソフトクリームが大人気の牧場「ガンジー牧場」など、見どころもたくさんです。

城下町を散策して、サムライ気分♪

 長湯温泉のある竹田市は、大きく4つのエリアに分けることができます。まず「長湯温泉エリア」、そして「城下町エリア」「久住高原エリア」「荻(おぎ)エリア」。せっかく長湯温泉に来たら、ほかのエリアも巡ってみるのがおすすめです。
 その昔、お城を中心としてその周囲に発達した町を「城下町」と言いますが、竹田の「城下町エリア」は今もその面影を残しています。まずは、国指定史跡である岡城跡。石垣などが残されており、桜や紅葉の名所としても知られています。高台からは、くじゅう連山や阿蘇山、城下町を一望できるので、頑張って上ってみましょう!
城下町には、武家屋敷通りを始め、売店も点在しています。「歴史の道」と呼ばれる散策ルートをのんびり歩けば、サムライ気分が味わえそうです。
 また、毎年2月上旬から約1ヶ月間は、城下町の各店舗(約40か所)で、様々な種類の優雅なお雛様が展示される「岡藩城下町雛まつり」が開催されます。秋(11月第3週金土日)には、約2万本の竹灯龍が灯るイベント「竹楽(ちくらく)」も。この時期だけの幻想的な雰囲気を味わいに行くのもいいのでは。

自然が育んだ食材に舌鼓

 美しい水が味の決め手となる豆腐料理や、大分の郷土料理などが味わえます。近年は温泉熱を利用して養殖されている「どじょう」が人気。臭みもなく、南蛮漬けや唐揚げ、串焼き、蒲焼など、ふっくらと骨までやわらかい「どじょう」をお試しあれ。
 お肉派の方には、久住高原ビーフ! 赤身と脂肪のバランスが絶妙で、口の中に入れるととろける味わいです。ステーキやバーベキューで堪能しましょう。

外国の方へのウェルカムメッセージ

 長湯温泉のある大分県竹田市は、温泉以外にも、岡城跡で知られる歴史あふれる城下町や大自然に恵まれた久住高原など、バラエティ溢れる魅力に富んだ地域です。心も身体も癒やされたい時はぜひ、お越しください!

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アクセス

大分県竹田市長湯

車
大分自動車道 由布院ICから直入方面へ約50分

バス・列車
JR豊肥本線 豊後竹田駅からバスで約40~50分

お問い合わせ

竹田市観光ツーリズム協会

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