百済王族伝説
今から約1300年前の朝鮮半島百済王国滅亡により漂着した百済王族の足跡にちなんだコース。百済王族である“禎嘉王(ていかおう)”の妻“之伎野(しぎの)妃”と長男“福智(ふくち)王子”は父と弟を乗せた船と洋上ではぐれ、高鍋町の海岸に漂着。その後“之伎野妃”は高鍋町に、“福智王子”は木城町に住み続け、地域住民から慕われました。その後、“之伎野妃”の住んでいた場所は鴫野(しぎの)として地名に残り、その付近に祀られた「大年神社」の御祭神となりました。また福智王子も木城町「比木神社」の御祭神となり、現在でも“福智王子”が“之伎野妃”と年に一度の対面を行っていたことに由来する「大年下り」が地域住民により毎年11月に行われ、深い親子の絆を繋ぐ伝承が息づいています。