歴史・文化

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羅漢寺

 中津市の耶馬渓(やばけい)にある岩窟の古刹で、日本三大五百羅漢のひとつです。羅漢寺の歴史は古く、1,300年前の大化元年(645年)にインドの僧・法道仙人が開いたとされています。羅漢山の中腹にある岩壁には無数の洞窟があり、山門も本堂もその中に建っていています。また、洞窟内には3,700体以上の石仏も安置されています。中でも、室町時代(1338~1573年)、照覚禅師と逆流建順が刻んだ無漏洞(むろどう)の五百羅漢や、普覚禅師という高僧が刻んだ千体地蔵と十王像などが有名です。

羅漢寺
  • 富貴寺富貴寺

     六郷満山本山末寺の蓮華山富貴寺は、日本三阿弥陀堂のひとつで、九州最古の木造建造物として国宝に指定されています。養老2年(718年)仁聞菩薩の開基で、カヤの巨木1本で本尊とともに造られたと伝えられています。

  • 東長寺東長寺

     福岡市博多区にある真言宗の寺院で、山号は南岳山、本尊は弘法大師(空海)です。大同元年(806年)、唐から帰国した弘法大師が密教東漸を祈ったと伝えられ、弘法大師創建の寺としては日本最古です。福岡藩主であった黒田家の菩提寺で、現在は市指定の史跡になっています。また、寺蔵の千手観音菩薩は平安時代に槙材一木に彫られた作品で、国宝に指定されています。木造坐像としては日本一の大きさ(高さ10.8m・重さ30t)の福岡大仏もあります。

  • 承天寺承天寺

     臨済宗東福寺派の寺院で、山号は萬松山です。開山の祖である聖一国師は、嘉禎元年(1235年)、宋(中国)に渡り禅の大法を修め、仁治2年(1241年)に帰国。この時仏教の教義以外にも宋の文化を伝えました。その代表的なものが、うどん、そば、羊羹、饅頭などの製法です。また、博多に疫病が流行した時、国司が施餓鬼棚に乗り、それを棒で担がせて祈祷しながら廻り、病魔を退散させたと云われています。これが博多山笠の由来となっており、境内には、「うどんそば発祥の地」「博多山笠発祥の地」の碑があります。

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  • 崇福寺崇福寺

     聖寿山崇福寺は寛永6年(1629年)、長崎の華僑の人々が創建した中国様式の黄檗宗の寺院で、興福寺、福済寺、聖福寺とともに長崎四福寺に数えられています。赤い唐寺として知られ、長崎の観光スポットとなっています。中国風の魔除けと縁起ものが満載です。
     また、第一峰門と大雄宝殿は重要文化財として国宝になっています。

  • 最教寺最教寺

     真言宗智山派の寺院で、慶長12年(1607年)に建立され「西の高野山」と称されています。弘法大師が唐より帰朝した時、護摩を焚いたと云われています。奥の院に通じる参道には石仏が並び、奥の院の前では毎年2月の節分の日、有名な「子泣き相撲」が行われます。この行事は、寺院建立以降、平戸藩主を悩ませた亡霊を赤ん坊の泣き声が退散させたことに由来しています。日本最大の大きさを誇る三重塔や、数々の寺蔵の重要文化財は見応えがあります。

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  • 蓮華院誕生寺蓮華院誕生寺

     世界一の大梵鐘や日本最大の五重塔で知られる奥の院がある寺院で、当地で生まれた比叡山の高僧・皇円上人が祀られています。皇円上人は、比叡山で密教を学び「日本三大歴史書」のひとつ「扶桑略記」を編述し、浄土真宗の開祖・法然上人をはじめ多くの弟子を導くなど、比叡山随一の碩学と云われています。壮大なスケールの祈りの聖地は一見の価値があります。

  • 日輪寺日輪寺

     日輪寺は天慶3年(940年)、国司・風駿高房が開基した天台宗の寺院でしたが、正和5年(1316年)、菊地武時が曹洞宗の禅寺として再興しました。寺内には肥後三大名鐘と称される楼門の鐘、メガネ状の湯町橋、高さ30mもある巨大な大仏「おびんずるさま」などがあり人目を引きます。また、本寺には35,000本のツツジが植えられ、開花する4月中旬から5月下旬にかけて多くの参拝者が訪れます。

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最福寺

 鎮国山感応寺は、建久5年(1194年)に創建された臨済宗相国寺派の寺院で、藩主島津家の菩提寺でもあります。
 五廟社と呼ばれる墓地があり、島津氏初代の忠久から5代の墓があります。
 また、本堂には「十一面千手観世音菩薩」「脇立四天王」(県重要文化財)、境内には「山門仁王像」(市文化財)などがあります。

最福寺
  • 感応寺感応寺

     高野山真言宗の寺院で、山号は烏帽子山、本尊は大日大聖不動明王です。室町時代(1336~1573年)に創建されたとされ、代々修験道・真言密教の正系を受け継いでいます。薩摩の武士たちが国盗り合戦の時、山伏や行者を集めて必勝祈願をしたのが起源と云われています。その御利益に与ろうと、プロ野球選手をはじめ、多くのアスリートや有名文化人が、護摩行などの修行をすることで知られています。

  • 鎮国寺鎮国寺

     薩摩屈指の霊山「冠嶽」は2,000年余の歴史を有する霊場です。そして、当山の真言宗鎭國寺は飛鳥時代(592年~710年)に用明天皇の勅願により建立され、室町時代に現在の名前の寺になりました。藩主島津家歴代の信仰も厚く、寺運は大いに高まったと云われています。
     境内には「熊野薬師堂」「黄不動堂」「大師堂」などがあります。また、「かんむり嶽参り」の他年中行事が盛んに行われています。

  • 安楽寺安楽寺

     浄土真宗本願寺派の寺院で、山号は昭光山です。慶長18年(1613年)、滋賀県大津市の僧・聞解により、宮崎県西都市穂北に開基されたのが始まりです。その後、念仏弾圧を受け他寺(光源寺)に吸収合併されますが、明治18年(1885年)、寺号と本尊を譲り受け、現在地の南西(宮崎市役所前噴水付近)に寺基を再興しました。それから10年後、寺基を現在地(宮崎市橘通東)に移転しました。親鸞聖人の教えを守り、悟りの道を現代に伝えています。

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