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日数:1日コース
春 夏 秋 冬
一人旅 家族旅行 歴史
天照大神の命を受けて、孫であるニニギノミコトが地上へと降臨し、地上界を治めることになったと言われる「天孫降臨伝説」。この「天孫降臨」の地については、宮崎県北部の「高千穂峡」、鹿児島県と宮崎県の県境に鎮座する霧島連山の「高千穂峰」とする説があり、さらに、江戸時代の国学者本居宣長は「初めに西臼杵郡の高千穂に、そして霧島山に遷った」と両方であるとも唱えています。そんな「高千穂」の謎に思いをはせながら、まずは、ニニギノミコトが辿った足跡を巡ってみましょう!そして旅の後半は、日本の初代天皇・神武天皇ゆかりの地を巡る旅!
神話の世界を肌で感じながら、パワースポットや温泉でエネルギーをチャージしてみてはいかがでしょうか。
1日目 高千穂峰
標高1,574mの霧島連山の主峰。春の新緑、初夏のミヤマキリシマ、秋の紅葉、冬の樹氷など、一年を通じて四季折々の景観が楽しめると人気。山頂の「天の逆鉾」は、坂本龍馬が新婚旅行で霧島を訪れた際、妻のお龍と一緒に引き抜いたとも言われています。
阿蘇溶岩の浸食によってできた高さ100mにも及ぶ断崖が約7㎞も続く渓谷。国の名勝・天然記念物にも指定されている。約17mの高さから流れ落ちる「真名井の滝」や、断崖絶壁の渓谷美を真下から眺めることができる貸しボートが人気。高千穂峰と同じく、パワースポットとしても有名。
車で約20分
「国民宿舎えびの高原荘」は、毎分470リットルの炭酸水素塩泉が自噴する、源泉掛け流し温泉。リウマチや慢性湿疹に効果が高いと定評。露天風呂から雄大な韓国岳を眺めながら、登山や散策の疲れを癒そう。「足湯の駅 えびの高原」には無料の足湯も。
霧島屋久国立公園の北域にあり、韓国岳、えびの岳、白鳥岳に囲まれた、標高約1200メートルに湧く高原温泉。酸性明礬硫黄泉や単純温泉など複数の泉質が混在し、リウマチや慢性湿疹などに効果が高いと定評があります。湯は肌をピリッと刺すような酸性泉。湯を一口含むと酸っぱさが強烈すぎて舌の感覚がマヒしてしまうほどです。霧島火山帯の中でも、最も活発な噴気活動が続くところです。高原には7つの火口湖があり、美しいアカマツ林やススキの草原が広がって高原の一角に宿が点在している。秋のススキ、冬の樹氷で知られています。
コバルトブルーに輝く火口湖を巡るトレッキングや、韓国岳山頂を目指す登山など、楽しみ方は色々。春から初夏にかけてのミヤマキリシマ、秋のススキと紅葉、冬の樹氷など、いつ行っても違った景色が楽しめるのも魅力。
車で約20分
中津川沿いに位置する閑静な温泉街の「湯之谷」、一軒宿の「硫黄谷」・「新湯」、山間の秘湯ムードあふれる「関平」、高千穂峰の近くに位置する「林田」、温泉郷の中心である「丸尾」など、魅力の異なる9つの温泉地が点在していて泉質や効能も色々!好みの温泉を見つけてみよう。
霧島連山の南西に点在する温泉地の総称が「霧島温泉郷」です。
天孫降臨伝説の霧島山の懐から湧き出る霧島温泉郷は、大小9つの温泉からなり、いずれも標高600mから850mの間に位置し、さまざまな泉質があってあらゆる症状に効果があります。
付近には丸尾滝、布引滝、千畳敷、霧島最古とうわれる岩風呂などの名所があり、旅館・ホテル等も多く存在し、霧島観光の拠点となっています。
霧島温泉郷の原生林を巡る2.5㎞の遊歩道。あまりの小ささに驚いてしまう「霧島最古の岩風呂」や、温泉が流れ込む珍しい湯の滝「丸尾の滝」、長さ200m・幅15mの赤茶色の岩盤が広がる「千畳敷」など、見どころ満載のコースです。朝霧の中の散策もオススメ。
車で約20分
温泉に浸かってのんびりした後は、天孫ニニギノミコトを祀ったとされる「霧島神宮」へ。神秘的な空気に満ちた境内には、鮮やかな朱塗りの本殿が静かに鎮座。参拝を通して、心が浄化されるのを感じるスピリチュアルスポット。3月下旬~4月初旬には桜が、11月下旬には紅葉が見頃を迎えます。
令和4年2月9日(水)の官報告示により、「霧島神宮本殿(ほんでん)、幣殿(へいでん)、拝殿(はいでん)」が国宝に指定されました!「霧島神宮登廊下、勅使殿」は、重要文化財です。
閑寂な緑に包まれた参道を抜けると、格調高い朱塗りの荘厳な社殿があらわれます。 天孫降臨神話の主人公であるニニギノミコトを祀った霧島神宮は、創建が6世紀頃と伝わり、数少ない「神宮号」を名乗る神社です。 最初は霧島連山の高千穂峰と御鉢の間に建てられたとされますが、度重なる霧島山の噴火によって社殿の焼失と移転を繰り返してきました。現在の社殿は江戸時代の正徳5年(1715)に薩摩藩主島津吉貴が寄進してできたものです。傾斜を利用して建てられた社殿は内部のいたるところまで豪華な装飾がなされていて、建物がそれぞれ国宝と重要文化財に指定されています。 霧島神宮に古くから伝わる9つの面である九面は、お金などの工面(くめん)に通じるとして独自の信仰があり、お守りや様々なグッズがあります。 周辺には紅葉スポットや、火山活動による美しい景観のある神水峡など、自然豊かな絶景を楽しめる場所もあり、都会を離れた神聖な空気を味わえる場所です。
車で約1時間
建国の祖とされるイザナギのミコトを主祭神としており、農工商すべての開運、治病、縁結び、安産など、世の中の幸福を増進する庶民信仰的な神社です。「鬼岩階段おにいわかいだん」や「神石かみいし」などの願かけスポットや、龍の姿に見える樹齢400年の大杉など見どころ満載。
鬼が一夜にして積み上げたといわれる999段の「鬼岩階段」。別名は「振り向かずの坂」。天台宗・真言宗の僧侶が呪文を一心に唱えながら修業した場所であり、「願い事を唱えながら後ろを振り向かずに登り切ると、願いが叶う」と言われています。
「神石」は、イザナギのミコトが、妻イザナミのミコトを失った悲しみから流した涙が固まったものだと伝えられています。イザナギのミコトは、二度とこのような災難に世人が合わないよう、十握の剣とつかのけんでこの巨石を今の形の三段に切ったと言われています。
車で約1時間30分
続いて、日本の初代天皇である神武天皇(即位前の名はカムヤマトイワレヒコノミコト)ゆかりの地を巡るため、日南へ。神武天皇が少年時代を過ごし、その頃の神話が数多く残る「駒宮神社」や、神武天皇が「駒宮神社」にいたころの妻アヒラツヒメを祀った「吾平津あひらつ神社」を巡り、歴史を紐解こう。
神武天皇が宮崎に出立する前の数年を過ごした宮殿跡と伝えられており、愛馬「龍石たついし」の伝説が残されている他、愛用の鉾を納めた「御鉾の窟おほこのくつ」があります。 また、新婚夫婦が美しく飾った馬に乗って鵜戸神宮へお参りする風習「日向シャンシャン馬」発祥の地とも言われています。
神武天皇の妻・アヒラツヒメを主祭神とし、住民からは通称「乙姫神社」と呼ばれています。アヒラツヒメは、神武天皇の東征には同行せず、この地でその成功をお祈りしたと伝えられていることから、諸祈願成就の神として信仰されています。
車で約30分
神武天皇の父ウガヤフキアエズノミコトの誕生地で、縁結びや安産の神として知られる鵜戸神宮を参拝。海に面した断崖の洞窟内に本殿があり、石段を下りて参拝する珍しい神社で、「日本三大下り宮」の1つといわれています。崖下の亀の形をした「亀石」に向かって運玉を投げる「運玉投げ」にもチャレンジ!
地元では「鵜戸さん」と愛称され、剣法発祥の地でもある鵜戸神宮は、国定公園日南海岸の風光明媚な日向灘に面した、鵜戸岬の自然の洞窟の中にあり、約千平方メートル(300坪)の岩屋(洞窟)の中に、朱塗りの色鮮やかな本殿があります。海幸・山幸の神話を由来に持つ由緒ある神宮です。
鵜戸神宮への一番古い参道。入口の鵜戸の港から神宮の神門手前までの長さ約800m(八丁)の石段で、上りが438段、下りが377段あります。 平安時代、近くに住んでいた尼僧が、海岸の石を頭にのせて一段ずつ築いたといわれています。日南市指定文化財。
本殿前から海を見下ろす所にあり、トヨタマヒメが出産のために海の宮から乗ってきた亀が、後に岩になったものだと伝えられています。 岩の上には枡形のくぼみがあり、男性は左手、女性は右手で運玉と呼ばれる玉を投げ入れることができれば願いが叶う、といわれています。
トヨタマヒメが海の宮に帰る際、子ウガヤフキアエズノミコトのために乳房を残していったものと伝えられています。また、 トヨタマヒメの妹タマヨリヒメは、この岩からしたたるお乳水で、ウガヤフキアエズノミコトを育てたといわれています。
お乳水を使って作られる「おちちあめ」は、母乳の出が良くなると言われています。
車で約1時間10分
神武天皇とその父ウガヤフキアエズノミコト、母タマヨリヒメを祀る神社。毎年秋に開催される「宮崎神宮大祭」では、約1,000人が練り歩く圧巻の神幸行列で賑わいます。また、4月下旬には国の天然記念物である樹齢400年以上の「オオシラフジ」も見事な花を咲かせます。
宮崎神宮から西へ約1kmのところにある「皇宮屋」は、神武天皇が東征に出発するまでの皇居跡といわれており、すぐそばには「皇軍発祥の地」の石碑が建てられています。神武天皇はここで、同母兄イツセノミコトと東征の戦略を立てたともいわれています。
JR博多駅から→JR鹿児島本線特急「リレーつばめ」、新八代より新幹線「つばめ」、鹿児島中央よりJR日豊本線特急「きりしま」乗換で約4時間50分。JR宮崎駅下車。
宮崎空港から→宮崎交通でバス停宮崎駅まで約30分。又はJR宮崎空港駅から宮崎空港線・日豊本線 普通列車で約10分。JR宮崎駅下車。
宮崎自動車道・宮崎ICから国道220号線経由でJR宮崎駅まで約6.5km。
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