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日数:1日コース
春 夏 秋 冬
一人旅 家族旅行
私たちの祖先、日本民族はどこから来たのでしょうか。“ 南の海を渡ってきた南方系と朝鮮半島から日本海を越えて渡来した北方系の人々が融合しながら国は歩みを始めた” というのが通説です。 その一方で“天から私たちの祖先が舞い降りた”という神話も脈々と語り継がれ、古事記の一節には“天孫ニニギノミコトが天照大神の命を受けて筑紫の日向の高千穂のくしふるたけに天降りましき” とあります。
1日目 高千穂
南九州一帯では、神話の舞台や史跡が各地に存在します。ニニギノミコト降臨の地とされる高千穂には、神々の物語を伝える観光地も多く、天から地上に水をもたらしたと伝えられる「真名井の滝」は高千穂を代表する観光地「高千穂峡」にあります。
「古事記」「日本書紀」に登場する神話の舞台の大半は宮崎です。高千穂町から高原町まで総延長 300kmのひむか神話街道沿いにはいくつもの神話が残っています。天照大神が天岩戸に隠れた「天岩 戸伝説」を伝える天岩戸神社は、高千穂町の中心部から北東に約7kmのところにあります。ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメは西都 で結ばれ、海幸彦、山幸彦をもうけたと言われています。
国の重要無形民俗文化財。ニニギノミコトが降臨したとされる高千 穂は毎年11月下旬から翌年2月にかけ夜神楽がとり行われ、公民 館や民家が神楽宿となります。三十三の舞のあるこの夜神楽は、夜 通し行われることで有名です。はるか昔から伝承されてきた圧巻の 舞は必見です。
早朝に高千穂八十八社の総社である高千穂神社を訪ねてみると、境内には樹齢数百年を数える杉などの古木が林立し、 荘厳な空間を感じることができます。
車で約1時間30分
神武天皇が東征の際に出港したとされる美々津。この地では、神武天皇出港の日、天候の回復で出発時間が早まり「おきよ」「おきよ」と住民が起こされたという言い伝えにちなんで“おきよ祭”が8月に行われます。
江戸、明治時代の白壁土蔵の町並みが残っています。昔から海の交易の拠点として歴史を刻み、関西との交流の主役となった廻船問屋の活躍がしのばれ、往時の文化的な遺産を大切にした町づくりが行われています。
日向灘に面した美々津地区は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定され、江戸時代末期から昭和初期にかけて建てられた家屋が並んでいます。 神話では神武天皇がこの地から東方征伐に出港したとされています。江戸時代は耳川を下って高瀬舟で集荷された良質の木材や炭を、美々津の港から千石船で大阪方面に運びました。 当時は「美々津千軒」と言われるほど栄え、元禄年間には廻船問屋や商家が数多く建ち並んでいました。
日向市の美々津町で旧暦「八朔」(8月1日)の夜に子どもたちが短冊飾りのついた笹を手に町の家々の戸を「起きよ、起きよ」と叩いて回るお祭りです。
期日.旧暦8月1日
時間.早朝
美々津町並保存地区にあって、かつての回船問屋・河内家を復元し た資料館です。中庭や蔵など、当時の商家をそのまま再現し、大福帳、 そろばん、文机など商売で使われていた道具類も展示しています。
車で約1時間
『記・紀の道』とよばれる約4キロの道。ニニギノミコトとその妻コノハナサクヤヒメの神話にゆかりのある名所です。 道沿いには、ヒメを祭神として奉っている都萬神社、ミコトとヒメが出会い恋が始まったとされる逢初川、ふたりが生活したとされる八尋殿の跡地などがあります。
日向式内社の一つ。「さいまんさま」とも呼ばれており、コノハナサクヤヒメを御祭神としています。
電話: 0983-43-123
住所: 西都市大字妻1
車などで約1時間
ヒコホホデミノミコト(山幸彦)が海神のワタツミノカミの宮から帰ってきた際、青島にたどり着き、その住居跡と伝えられています。毎年1月には、村人が着物を着る暇もなく、海に飛び込んでミコトを出迎えたという故事にちなんだ神事「裸参り」が行われます。境内には「日向神話館」もあります。
神社が創建された年代は明確ではありませんが、国司巡視記「日向土産」に嵯峨天皇の御字奉宗青島大明神(さがてんのうのぎょうあがめまつるあおしまだいみょうじん)と記されており、820年代以前から奉祀されていたと思われます。縁結びの社として知られています。
927年成立の法典「延喜式(えんぎしき)」にも記述のある古社です。 当社のある阿波岐原町一帯は、古事記の「日向の橘の小戸の阿波岐原」として、 イザナギノミコトが禊(みそ)ぎを行った所と伝えられています。また、お祓い発祥の地ともいわれています。
イザナギノミコトの禊(みそ)ぎから生まれたウワツツノオ、ナカツツノオ、ソコツツノオの3神を祀っています。全国に2千あまりある住吉神社のなかでも由緒ある古社として知られ、昔から海の神、航海の安全の神として、漁や海運に携わる人々に信仰されています。
江田神社、住吉神社とともに、イザナギノミコトの禊(みそ)ぎの神話にまつわる神社です。昔から海の神、航海の神として信仰されています。 「小戸」とは狭い水門や港を意味する言葉です。当社は宮崎市の大淀川河口にありましたが、昭和9年に現在の場所に遷座しました。
コノハナサクヤヒメとニニギノミコトを祀り、「木花」はコノハナ(木の花)に由来していると伝えられています。 境内には、コノハナサクヤヒメが生んだ3皇子の産湯に使ったとされる「霊泉桜川」や、産屋(うぶや)があったとされる「無戸室(うつむろ)の跡」があります
宮崎市瓜生野の竹篠山にある古寺で、ホオリノミコト(山幸彦)がこの地で誕生し、 成長した後にここから日向灘を眺めたと伝えられています。 王楽寺の名は、ニニギノミコトが「朝日や夕日のさすこの地は良い地」と言って楽しんだと場所に由来しているといわれています。
平景清がくり抜いて空に放り投げた自らの目が落ちた場所と伝えられ、本殿の裏山には、その目が引っ掛かったといわれる「目かけの松」があります。 昔から「日向の生目様」といわれ、眼病の神様として知られています。
クマソ征伐のため、日向の国を訪れた景行天皇が約6年にわたって滞在した「高屋宮(たかやのみや)」の跡と伝えられています。 また、日本書紀で記されるホオリノミコトの御陵「日向の高屋山上陵(たかやのやまのうえのみささぎ)」はこの地であるとも伝えられています。
「悪七兵衛・景清」と恐れられた平景清の霊を祀っています。景清は源氏に捕らえられ、僧として日向に流されましたが、源氏の繁栄を見るに耐えられず、みずからの目をくり抜いたと伝えられています。 廟内には、景清の娘人丸の墓や、景清が使用したという硯(すずり)石があります。
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